自分もテレワーク中なのですが、テレワークの仕組み(VPNやソフトウェア類)が書かれた本かなと思って本を開きました。
もちろん仕組みについても触れられていますが、それはむしろ一部で、心得だとかコツが多く記載されており、テレワークをしている全員にオススメできる本でした。
目次
目次を見ていただくとわかりますが、仕組みは最初の方に少し書かれているぐらいで、テレワーク時のコツや心得について多く書かれています。
ですので、テレワークの仕事の仕方で悩んでいる方はぜひ読んでみてください。
ヒントが見つかると思います。
面白かったところ
すぐにリアクションをする
忙しい時はできていないですが、これは私も心がけています。やはり、何かしらリアクションが欲しいから「書く=アウトプット」しているわけですから、それに反応しないわけにはいきません。自分のチームメンバーならなおのこと。
メンバー同士でも見てくれているのかどうかわからないような状態にしないように、リアクションはすぐにするようにするのは「必須」だと私も思います。
オフラインではできないレベルのコラボレーション
面積に制限のないホワイトボードなどが書かれていましたが、正直それはぱっとしませんでした。しかし私はもオフラインではやらないであろうことをテレワークで実践しています。その一つが、「いっしょに資料を作る」です。
アイデアを出し合いながら、同じ画面を見ながら資料を作っています。
オフラインでもプロジェクターに画面を移しながら資料を作ることはできると思いますが、私は首が痛くなったり、文字を打ちづらかったりということがありあまり効率的ではないと思っています。
しかし、オンラインなのであえて資料を作りつつ、時には同時編集ということをやりながら、相手の考えていることを直に感じつつ資料を作成するということを初めてやりました。お互いの考えが理解でき、なおかつ資料の作っている際に非効率なソフトの使い方などを指摘できる良い機会でした。相手も良い勉強になったと言っていたので、お互いに良い機会だったかなと思っています。
リモートワークで誤解や不信感を生じさせないコミュニケーション術
P38〜P39に書かれていますが、これは一読しておくべきですね。
管理者だけでなく、メンバーもです。
お互いに意識しないと、誤解や不信感は発生してしまうと思います。
私が一番重要だと思ったのは「気づいて・察してという期待を持たない」という点です。
普段だったら、顔色だったり話し方だったりである程度は気がつくものですが、リモートワークでは音声しか聞かないことがほとんどで、それもスピーカーからなので、普段ならば気がついた変化にも気がつきづらいです。それでも「気づいて・察して」と思われても正直難しいです。
リモートワークをする上での必須の心得と言って良いと思います。
私もこの本を読んでから、自分のメンバーにも伝えましたし、他のリーダーにも共有しました。
自分も仲間も気遣う(メンタルケア)
これも重要ですね。私の部署は打ち合わせが多いので、1日の半分以上は打ち合わせですが、顔を合わせないメンバーも多数います。そういうメンバーにも2日に一度はチャットでメッセージを送るようにしています。
本当なら会話の方が良いかなとは思いつつも、自分の効率や相手の状態がわからないことを踏まえてまずはメッセージを送り、状況に応じて電話や1vs1のWeb会議を開催しています。メンバーあっての自分ですからね。
リモートで失敗する組織の5つの無駄
- 部下の評価・監視
- プロセスの細かなチェックや相談
- 部下が腹落ちするような説得・説明
- 部下のモチベーションをあげる作業
- 何も決まらない会議
1はもともとやっていませんw結果しか見ないようにしています。
理由は自分が疲れるからです。余計なことでイライラしたくないですしね。
結果が出ない時は当然注意というか怒りますし、早めの相談をすることを促しています。たとえ遊んでいても結果さえでれば何も言わないスタイルにしています。
とうぜん、2もやりません。結果しか求めていないので。
3は結構やっていました...。その為の1vs1会議も相当やりましたが、これが無駄だとは思いませんでしたが、これは相手側の意識も変わらないとだめなのかなと。
上司は責任者、部下は非責任者なので、指示を受けた非責任者は腹落ちしなくても作業をして、相談だけを受ける体制を...ということなのですが、正直今の私の環境でこれがうまくいく気がしていません。これはやり方や心得なども含めて考える必要があるかなと思います。まぁ一部のメンバーにだけ言えることなのですけれどね。半沢のドラマのせいか、最近は良い意味でも悪い意味でも物を言う部下が多いので、少々手を焼いていますw
4は先の通り仕事はモチベーションですることではないですし、結果しか求めていませんのでやりません。何も決まらない会議というのもないですね。
皆、時間のない中で会議をやるので、決めたいことだけ決めてすぐに終わらせる意識が高いので、もともとこう言うことはないですね。むしろ外部の方との会議の時に、何を決めたいのか不明瞭な会議がある時に注意するぐらいです。
社内でも、人によっては1、2、4に注力する人とか結構見ます。あなたにも心当たりはあるのではないですか?
そう言う方はこの本を手にとって読んだ方が良いと思います。
自宅のテレワーク環境の改善についても書かれています
私もいくつか紹介していますが、本書でも同様にデスク、モニター、iPad・Apple Pencil、椅子、ヘッドセット、キーボードを紹介しています。
私の中で大活躍なのは、やっぱりモニター、PCスタンド、iPad・Apple Pencil、キーボードですね。
その中でも、iPadとApple Pencilはノート代わりに本当に大活躍です。プライベートでの活用も増えてきています。例えば、この本はKindle Paperwhiteで読むには不向きなタイプなので、MacbookProに外部モニターを接続して読んでいます。
その際に、iPadではNoteshelfを起動しており、そこに気になったことをApple Pencilでメモをしているのです。全て読み終わった後に、メモを見ながらこの記事を書いています。それ以外でも、ポケモンのランクマッチ中に気になったポケモンや技などもメモしています。皆ノートブックを分けているので、混在することもありません。
さらに、気になった際にiPhoneのEvernoteでノートを閲覧できるので、いつでもノートが見れるので便利です。
かなり快適な環境なので、あなたも今年のご褒美にiPadを購入してみると新年新たな気持ちで効率よく仕事ができますよ。
年末にこの本を読みながら、来年のテレワークを上手く活用する作戦を練って、今年の反省をしつつ、来年は良いスタートを切れるようにしちゃいましょう!
Kindle unlimitedに含まれているので、契約者の方は読んでみましょう
この本はKindle unlimitedに含まれています。
メンバーの方でテレワークをされている方は一読されると良いと思います。
メンバーではない方は、無料体験30日があるので、年末年始の間に読んでおくと年始の仕事で良いスタートが切れると思いますよ。