逆光でこんな写真を撮ってしまうことって結構あります。
最近ではシャッタースピードを上げすぎてしまって、暗くなってしまった写真も多々あります。しかし、ある程度は救出することができます。
私が実際にMacで行っている方法をお教えします。
全ておまかせの「自動補正」
自動補正でもある程度は補正できます。
Macの写真アプリの右上にボタンがあります。
キラキラした魔法の杖の様なボタンです。
言ってみたらまさに魔法の杖です。
この写真は色自体も少ないので正直あまり補正はされませんが、色の多い写真ですと色味が変わったりしますので、撮影した写真の色に納得できない時は、一度押してみると良いと思います。
自動補正後に手動で補正します
自動補正をやめて、オリジナルに戻しても良い(もう一度自動補正ボタンを押すか、写真の編集画面からオリジナルに戻すことができます)ですが、今回はこのまま補正していきます。
逆光で暗く写ってしまったウグイスの色をもう少し持ち上げます。
自動補正をしたことで、ライトのオプションやカラーのオプションの数値が、右に左に動いています。さらにここから以下の作業を行います。
シャドウのバーを右側に動かす
先の上の写真と見比べると、シャドウという項目のバーが右側に大きく動いていることがわかります。実際の写真でもウグイスの逆光黒かった部分の色味が出てきています。
※ 画像をクリックして拡大するとよりわかります
明るさのバーを右側に動かす
最初の写真よりもさらに体の色が見えてきています。
カラーオプションの自然な彩度を使って空の青さを取り戻す
明るさをだいぶ上げてしまったので、そらも少し白っちゃけてしまいました。
空の青さを再び取り戻したいと思います。
これで補正完了です。
完全ではありませんが、こんな感じで簡単な補正をするだけで、撮影に失敗したと思われた写真を取り戻すことができます。
Macの写真アプリでしたら、項目もそれほど多くないですし、上記作業だけならば簡単にできます。
具体的にどれぐらいの数字か?というのは写真によって変わってきますが、先のオプションのバーは、マウスでドラッグできますので、左に動かすと暗くなることがわかりますし、右に動かしてちょうど良いところでマウスのボタンを離せばそれでOKです。
オリジナルに戻す作業は左上のボタンか、右下のリセットを押せば簡単にできますので、オリジナルが失われるわけではないところが非常にメリットです。
編集しまくって元に戻れないということがないのが大きなメリットと言えるでしょう。
編集前と編集後の写真を比較1
だいぶみれる様になったと思います。
さらに補正を進める
先の補正で満足できない場合はさらに補正を勧めます。
元の写真によってはすっちゃかめっちゃかになりかねません。
コントラストを下げて、影から色を取り戻す
さらにウグイスの体の色が見えてきました。
コントラストが薄くなったことで、影になっていた木の枝にも色が見えてきています。
ハイライトを下げて、空の青さをさらに濃くする
実際に目で見ていた時よりも、写真だと白っぽく映るのが空です。
その空をもう少し実際に近づけるために青くします。
ハイライトのバーを下げるとこの様に青さが増します。
編集前と編集後の写真を比較2
いいかがでしょうか?
設定値をいじりすぎるとあまりに不自然になったりもしますが、実際の鳥の様子を観察したりするのには問題ないかと思います。
いずれにしても写真は個人の楽しみですしね。
失敗だと思った写真でも頑張れば救出できることはご理解いただけましたでしょうか?
Adobeの高価なソフトではなく、Mac標準の「写真」アプリだってなかなか使えますよ。私はこのアプリだけで写真の管理も編集も行っています。
だから大したことないのだよと思っている人は、おそらくこの記事を見ていないでしょうし、困っている方だったら、いきなり高価なソフトを買うのではなく、標準のソフトでやれることをやってみて、さらにステップアップしたいと思ってから購入しても遅くはないと思いますよ。
もちろん、iPhoneで撮影した写真だってMacで容易に編集できますよ。