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最近のコンパクトカーについて(その2)

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出典:https://www.suzuki.co.jp/car/jimny/

コンパクトカーにもSUVの波は来ている。

 

前回の記事 

www.810note.com

前回の記事ではコンパクトカーの値段の上昇について触れたが、今回はSUVのコンパクトカーについて触れたい。

 

SUVは依然大人気

釣りやキャンプなどのアウトドアが流行っている。
コロナ禍で蜜を避けるということが追い風にもなった。

それもあって、SUV人気は止まるところを知らない。
2020年度上期の車名別販売ランキングの一位はトヨタ ライズだ。

順位 車名 メーカー
1 ライズ トヨタ
2 カローラ トヨタ
3 フィット ホンダ
4 ヤリス トヨタ
5 ノート 日産
6 シエンタ トヨタ
7 フリード ホンダ
8 ルーミー トヨタ
9 プリウス トヨタ
10 アルファード トヨタ

AQUAはランキングにいない。SUVで大人気といえばジムニーだが、ジムニーは生産台数が多くないので人気はあれど販売台数が伸びない。また、構造が特殊で他の車の生産ラインが使えないというのが生産台数が増やせない理由だ。

ライズだが、この車はダイハツではロッキーという名前で販売されている。
残念ながらロッキーはランキングに載らないが、この車はダイハツが作っており、トヨタにOEM供給されている車。よってトヨタ車というよりはダイハツ車というのが正しい理解。販売能力やCMなどの営業力でトヨタのライズの方が圧倒的に売れている。ダイハツにしてみれば売れれば良いのだろうw

 

国産コンパクトSUVを比較

そもそもコンパクトの基準が微妙だ。もともとコンパクトカーといえば5ナンバーサイズが頭に浮かぶが、今時の各メーカーや車雑誌のコンパクトの基準はもはや全幅1750mm前後を指している。

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スバル XVも比較表には含めているがコンパクトではない。スバル自体もコンパクトカートは言っていないが、今回はSUVの比較として含めた。
CX-3は比較的平均的ではあるが、内装が高級なグレードなので価格が高い。もう少し安価なグレードもあるので他社と同等の価格帯のグレードを選ぶことが可能だ。

SUVといえば4WDだろうという前提で各メーカー共に4WDを選択しているが、キックスのみ4WDの設定はない。カジュアルなSUVということにここではさせてもらう。

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装備面の比較だと、安全装備はその1でも書いた通り、価格上昇の要因ではあるが、各メーカー車種共に負けず劣らず標準となった。
この結果輸入車との価格差もだいぶ埋まった。高級感などの面では差があるだろうが、むしろその部分だけの差であり、機能面での差はだいぶ埋まってきている。

最近軽自動車でも増えているLEDヘッドライトについては何と全て標準装備だった。
また、私が便利だと思っている電動パーキングについては、見事に値段の中盤以上の車(白から赤色)にだけ標準装備されていた。
かなり装備が充実してきている。もちろん低グレードの車には装備されていない車種もあるが、サイドエアバッグなどは数年前だとほとんどオプションだった。しかし、今ではほぼ標準だ。

輸入車だとかなり前から標準だった事を考えるとようやく追いついたと言える。
輸入車は安全、国産車は安いというイメージはほぼ払拭された。

それが国産高級車ではなく200万円台の車でという点がポイントだ。
この中でも特徴的なのはDCTのヴェゼルと6ATのCX-3だ。どちらも200万円台後半となるが、同一のレンジの輸入車のコンパクトSUVも比較に加えて見てみよう。

 

国産コンパクトSUVと輸入コンパクトSUVを比較

プレミアムメーカーは極端に差が出るので対象には含めない。
サイズ、価格的にフィアット500X、VW T-CROSSを対象とする。

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先の輸入車を含めなかったときの表と比較して、カラーバーが大きく変わった部分は以下の通り。

  • フィアット 500Xの全幅の広さ
  • フィアット 500Xの燃費の悪さ
  • VW T-CROSSの価格の高さ

それ以外は大きく表のカラーを変えていないということは、まさに国産コンパクトSUVのストライクゾーンにハマっているということ。
そして、VW T-CROSSの価格は高いと言っても304万円で国産SUVの中で安価な部類の車とは80万円近く離れるが、大半は200万円台後半であり、それとは大きな差はない。

装備の方も比較をしてみた。

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フィアット500XはLEDヘッドライトこそ未装備だが国産車に見劣りする部分はない。また、VW T-CROSSは電動パーキングがないのは意外だった。
CROSS POLOの位置づけであると思われるので、POLOに装備されていない電動パーキングが装備されていないのはうなづけるが便利な機能なだけに残念だ。

しかし、いずれも安全装備については抜かりない。
ここでは比較していない別の安全装備ももちろん装備されている。

そうなると、便利機能さえ除けば輸入車のコンパクトSUVと比較しても大きな差がないことがわかるとともに、国産コンパクトSUVは価格が上り、輸入車と比較しても大差が無くなってきていると言える。さらに、装備に関しては大きな差異は無くなってきているどころか、先行車発進警報というおそらく国産車のみに装備されている機能が発達している点はメリットだ。

※ 先行車発進警告は私の車にも未装備だが、アイドリングストップをONにしていると、先行車が発車したときに自動的にエンジンがONとなるのである意味警告されるのと同等の効果は得られる
※ 最近はドライブレコーダーには先行車発進警告がついているものもあるので、欲しければ後付けすることも可能

 

国産コンパクトSUVの内装を比較してみる

機能的な差異が輸入車とは無くなってきているとすると、価格の違いは内装だ。
まずは国産で比較をしてみたい。

トヨタ ライズ

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出典:https://toyota.jp/raize/?padid=from_raize_gallery_navi_top

 

スズキ ジムニーシエラ 

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出典:https://www.suzuki.co.jp/car/jimny_sierra/interior/

 

ホンダ ヴェゼル

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出典:https://www.honda.co.jp/VEZEL/webcatalog/interior/design/

 

日産 キックス

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出典:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/kicks/interior.html

 

スバル XV

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出典:https://www.subaru.jp/xv/xv/design/interior.html

 

マツダ CX-3

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出典:https://www.mazda.co.jp/cars/cx-3/interior/

 

ヤリス クロス

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出典:https://toyota.jp/yariscross/?padid=from_yariscross_gallery_navi_top

 

国産コンパクトSUVの内装から読み取れること

単純な結論が導き出せる。
安価なライズ、ジムニーの内装は昔ながらの構造・デザインで、強いていうならばライズは色を入れることで辛うじて見れるインテリアになっている。

それに対して250万円を超える車たちは革などの素材を盛り込んだデザインに仕上がっており、内装にかけているお金が違うことがわかる。

ジムニーだけは内装にかけるお金が少ないというよりも、SUVの走行性能に力を入れているからという理由だと思うが、ライズは明らかに他よりも安価な内装だ。

そして意外だったのはヤリスクロス。シフトレバーもライズのような革のカバーがかかっていない古いタイプ。これはかなり残念。電動パーキングを装備して、内装もヤリスとは差をつけてくることを期待していたが、ヤリスに電動パーキングだけつけただけだった。非常に残念。

今回トヨタのコンパクトSUVとしては売れているライズと新しく発売されたヤリスクロスを含めているがトヨタにはC-HRもある。

そして、C-HRは価格帯もヤリスクロスより少々高いぐらいで、グレードによっては価格帯がかぶる。ボディーサイズもC-HRの幅が少し大きいぐらい。

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出典:https://toyota.jp/c-hr/?padid=from_c-hr_grade_navi_top

そのC-HRの内装が上記だ。ヤリスクロスを買おうと思っている方は一度C-HRを見た方が良い。私はそれほど好きな車ではないのだが、ヤリスクロスとC-HRのどちらかを選べと言われたらC-HRだ。

 

車の外観は重要だ。車を買う上で外観が気に入らないのに買う人はいない。しかし、乗っているときに運転者や同乗者が見るのは外観ではなく内装だ。
私自身も内装は二の次で車を選ぶことが多いのは正直なところだが、この価格帯の車は上記の通り内装に大きな差があるので注意して選ぶべきだ。

 

比較のために輸入車の内装も見て欲しい。

VW T-CROSS

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出典:https://www.volkswagen.co.jp/ja/models/t-cross.html

 

フィアット 500X

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出典:https://www.fiat-auto.co.jp/500x/


どうだろうか?プレミアムメーカーのような高級感のあるデザインとは異なるが、デザイン性は明らかに国産よりも高い。コストの掛け方の違いがわかる。
そして、 国産だとキックスの内装が頑張っていると感じる。今回対象にした輸入車2台と奇しくも駆動方式がFFであり同様だ。

実は海外だと本格SUVは大型車だけであり、このクラスのSUVには本格SUVは求められていない。そしてキックスは海外で販売されていたものを日本に導入した車なのだ。タイで作られたものを日本に輸入している。アジアだけでなくヨーロッパにも輸出をしている。駆動方式にも内装にも納得がいく。

 

コンパクトSUVならこの一台

これまでの比較を踏まえて私ならマツダ CX-3を選ぶ。
上でCX-3に触れていなかったのは最後にまとめたいという理由からだったのでご容赦いただきたい。

SUV性能をどう考えるか?

SUVとしての走破性を各社のページ内で調べたところ、ジムニーシエラは当然素晴らしいものを持っているしアピールもしている。しかし、それ以外ではXVだけだ。

他は悪路の走破性ではなくオンロードの快適性を推している。
そもそも本格SUVを選ぼうと思うと、もはやコンパクトのカテゴリーにはジムニーシエラ以外は存在しない。(XVは本格SUVとはちょっと違うので敢えて除外)

今回コンパクトSUVを選ぶという事で、本格SUVであることは必須にしていないため、CX-3を選んだ。その理由を以下にまとめる。

 

サイズが絶妙

先の比較表の色を見てもらうとわかる通り、突出している部分がない。むしろ全高が一番低くタワーパーキングにも間違いなく入れられる1550mmだ。ベースがMAZDA2でそれをSUV化した車がCX-3なので当然だ。

しかし、最低地上高はMAZDA2よりも高く、段差や車輪止めなどを気にする必要はない。決して大きい車ではないが存在感もあるデザインの車となっている。

 

「コンパクトカー=安い」ではなく「コンパクトカー=小さい車」

CX-3およびMAZDA2は「コンパクトカー=安い」の概念を壊してくれた国産車だ。
私の中で輸入車に負けていないコンパクトカーはMAZDA2とCX-3だけだ。

走りの面ではスイフト RSも良い。しかし、以前従来の安価な内装のままであり安っぽさは否めない。しかし、マツダの車はグレードにもよるが、しっかり作り込まれた外装と内装を持っているコンパクトカーだ。

先にも書いた通り外観は皆に見られるが、内装は自分が一番見るものだ。運転しているなら常に触る。その部分がチープではいずれ飽きるし愛着も湧かないだろう。

しかし、今回のCX-3は例えば塗料にも拘っている。シンプルながらも美しいのはボディーカラーのおかげもあるだろう。そして、ボディーの造詣が美しく樹脂製バンパーとのマッチングも良い。

エンジンもガソリンとディーゼルから選べる。
このボディーサイズに2Lという排気量のエンジンを搭載しているのもびっくりだが、2Lでありつつも燃費はWTLCで15.2km/Lという数字は立派だ。要はエンジンもしっかり拘っている。もちろん2Lでも2WDを選べば燃費は16km/Lに伸びる、ディーゼルを選べば軽油が安い上に燃費も20km/Lだ。1.5Lならば17km/Lなのでエンジン特性を吟味した上で自分に合ったエンジンを選べば良い。

私ならばガソリンを選ぶ、ディーゼルもよくなってきていることは理解しているが、振動や騒音はガソリンと比較するといまだ及第点だと感じる。

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プレミアムメーカーのディーゼル車もいまだチープな音がしている。車内は遮音性能が高く聞こえていないかもれないが、外から聞くと残念な気持ちになる。この辺が改善されないとやはりディーゼルは選びづらい。

 

いかがだっただろうか?
すでに発売してずいぶん時間が経っているCX-3という選択は意外だったかもしれないが、逆にマイナーチェンジで確実に進化してきている点を評価したい。
内装に至ってはこの価格帯では唯一無二だ。輸入車にも負けていない。
見た目が好みなら間違いなく買いの一台だし、どうせ買うならAdvanceを選ぶことをお勧めする。