登山用のザックとしてパタゴニアのアセンジョニストパック 35Lを購入しました。
アセンジョニストパックのレビューをしていきます。
- オスプレー ケストレル28Lの入れ替え
- 私の山登り
- チグハグな装備
- 使い込んだザックから見直しにかかった
- パタゴニア アセンジョニストパックを選択
- クライミング用ザックだからかザック外側の収納が少ない
- アセンジョニストパックを解説
- 2020年08月 追記 アセンジョニストパックが変わった!
- その他のウルトラライトザック
オスプレー ケストレル28Lの入れ替え
先日少し書いた通り、ウルトラライトに興味があったのと、そもそも使っていたOSPREY(オスプレー) ケストレル 28Lが5年経過して大分綻びが見えてきたので、思い切ってザックを入れ替えました。
私の山登り
私は山登りをする際に、「高い山に登りたい」「険しい山を制覇したい」「100名山を制覇したい」そんな欲求は全くありません。
写真を撮るのが好きなので、珍しい花が咲いているとか、素晴らしい景色とかそういう見所のある山に登りたいと思っています。
はっきりいうと、登りがいのある山には興味が無いということです。
チグハグな装備
そんな考えの私は、雑誌や色々な人のブログのおかげwで装備だけは結構立派です。
asolo Trive GV MMなんていうハイカットの登山靴を履いています。
はっきり言って私の登る山にこの登山靴は完全にオーバースペックだと思いました。
ザックはバカでかいわけでは無いので、オーバースペックということは無いと思いますが、もっとライトに登山を楽しもうと考えました。
使い込んだザックから見直しにかかった
見直すに当たって、いわゆるウルトラライト系のザックと言ったら「GOLITE」や「山と道」とか「グラナイトギア」など、すぐに浮かぶものは多数あります。最近では「マーモット」も四角さんがプロデュースしたウルトラライトザックを出しています。
しかし、ライトに登山を楽しもうと言っているのに、ウルトラライトのザックは意外と価格がヘビーなことに気づきました。やはりライト=安価のイメージで無駄にお金を使わずに楽しんでいる感を演出したいw
価格はさておき、重量は1,000g(1kg)は切りたいと考えていたので、雨蓋のない軽量なザックを考えました。いわゆる登山用!という感じでなくても30Lぐらいであれば、カメラを含む日帰り登山の荷物は十分なので、軽量なものを探してみました。
パタゴニア アセンジョニストパックを選択
そんな中で私がたどり着いた答えが、パタゴニア アセンジョニストパック 35Lでした。
選んだポイントは以下の通りです。
- 軽量である
- 腰ベルトが紐だけのザックはNG(安定感も重視)
- 30Lは下回らない(パッキングが下手だからw&カメラの荷物が多いので)
というポイントに絞りました。その結果辿り着いたのがパタゴニア アセンジョニストパックでした。
クライミング用ザックだからかザック外側の収納が少ない
登っている最中はザックの揺れが気になるので、この腰ベルトは安心感があります。
ベルトにポケットがないのが残念なところではありますが、ケストレルのポケットもスマホを入れるには窮屈でしたし、結局車の鍵ぐらいしか入れていなかったので、割り切ってポケットは不要と判断しました。
また、ザック本体の両サイドにドリンクをさすためのポケットが無いのも痛いところです。しかしながら、私はマムートのザック用にペットボトルホルダーを持っており、それを使えばどうにもでもなるので気にしないことにしました。要は必要な機能は後付けする想定としました。
さらに、トレッキングポールを挿す所もないのですが、ピッケルをさす為の場所はあるので、その辺もうまいことやろうと思いますが、現時点ではパッキングを試せていないので、山登りに行く前に試しておきたいと思います。
アセンジョニストパックを解説
実際にアセンジョニストパック 35Lを見ていきます。ちなみに同じアセンジョニストパックでも25Lや45Lはサイズが違うだけでなく、25Lはフレームがなかったり機能自体が違うのでご注意ください。
まず、通常であれば左右に雨蓋を抑える為の紐がありますが、アセンジョニストパックは雨蓋がなく、中央に一本だけ紐があります。このシンプルなデザインは実はこのザックを選んだ時に一番気に入ったポイントです。(ライトなザックであることの象徴だと思っています)
雨蓋はないですが、以下のように外部と内部で紐を引いて絞る構造になっています。
これがお手軽で使い勝手が非常に良いです。パッキング下手には使いやすいと思いました。
サイドは先ほど書いた通りポケットが無いのが残念なところではありますが、ペットボトルホルダーをサイドの紐で固定してあげればいいので何とかなる予定です。
ウエストベルトの部分は悩ましいところですが、トレッキングポールを岩場で簡易に固定したりするのには間違いなく使えそうですし、カメラのように重いものを引っ掛けたりすることも出来そうな強度があるので何かしらで使えそうです。実際に使って見てから考えていこうと思います。
総じて機能には問題ないと思っていますが、色は少々派手ですw
青緑のカラーリングはなかなかのインパクトです。
ウェアに合うかどうかが心配ですが、最近黒や白を選ぶことも増えていますし、なんとかなるでしょう。
遭難した時のことを考えれば、ザックは目立つ様に派手な方が良いと思いますので、前向きに捉えてウェアを合わせていこうと思います。
色味が気になる人はグレーを選ぶと良いと思います。
私は逆に汚れが目立ちそうなのでグレーは避けましたが、この辺はウェアに合わせて選ぶと良いと思います。
2020年08月 追記 アセンジョニストパックが変わった!
もはや別のザックと言っていいほど変わりました。
外観は大きく変わり、従来よりもトレッキングポールやピッケルを装着しやすくなった様に思います。まぁ私の買ったモデルでも自分でカスタム出来るので問題はないですけれどね。
その他のウルトラライトザック
ザノースフェイス Caelus35
先にマーモットのヤマタビに少し触れましたが、ノースフェイスなどのブランドからも軽量ザックが出ています。従来までのヘビーな装備から、全体的にライトに山を楽しむ方向にシフトしてきたと言うことなのかもしれません。
正直言って、初心者は雑誌などを読むところから入ると思いますが、その雑誌がいきなりヘビーなものを紹介しがちだったことが間違いだったのではないかと思います。
もう少し、山のレベルに合わせてギアも紹介してもらえたら、遠回りしないで済んだ様に思います。
このノースフェイスのザックは、百名山 や二百名山を人力のみで一気に登る田中陽希さんのフィードバックによりできたザックです。そもそも普通ではないですが、移動で走ったりもするので、軽量に作られています。
友人が既にこれを持っているのですが、かなり良いと聞いています。軽量でありつつも収納ポケットも沢山あり、普通の便利なザックがただ軽量化しただけで何も失っていないとのことでした。
ミレー ウェルキン 30
これも先程のノースフェイスと同様で、ザックとしての機能は全く失っておらず、軽量になっているモデルです。アセンジョニストのようなクライミングザックは、軽量なものが多いですが、ポケットなど失っている機能も多々ありますが、そういうものを失わずに軽量なのは良いと思います。
日帰り登山では30Lというのも丁度良いです。もちろん日帰りで無くても問題ないですが、その場合はパッキングがうまくないと厳しいかもしれません。
グラナイトギア クラウン2 38
グラナイトギアは今回かなり悩みました。
このクラウンというモデルもそうですが、もう一つヴァーゲイト26(現在はヴァーガ)というモデルもあります。
私はヴァーゲイトが当初は良さそうだと思っていたのですが、店頭で見ることができず、流石に見たことも触ったこともないモデルを購入するのは避けました。
しかし、ヴァーゲイトは500gを切っており、超軽量と言われる部類ではありながらも、生地もしっかりしているようですし、何より細いのが大きなメリットだと考えています。細いと何が良いかというと、腕を後ろに回す様なシチュエーションでもザックが邪魔にならないのです。
体の大きな人なら気にならないでしょうが、比較的細めの私からすると都合が良さそうだと思っていました。これならば女性でも安心できるモデルだと思いますし、私の様に変な姿勢?でカメラを構える様なことがあっても安心です。
と、こんな感じで、数年前では手に入りにくかったウルトラライトザックがかなり出てきています。モンベルやドイター、先のノースフェイスやマーモット、クライミングバッグも含めると店頭で確認できるモデルも多数あると思いますので、色々背負って自分にあったものを選んでみてください。