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「小説 君の名は。」を読みました

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残念ながらあまりにも話題になりすぎたために、映画は観に行きませんでした。
代わりに...というわけではないですが、小説があったので、小説を読んでみました。

 

すぐに泣いてしまう可能性があるため劇場は避けた

すみません。いきなり嘘をつきました。
劇場に見に行かなかったのではなく、涙したという人の話を聞いていたので、感動すると止めどなく...いや、周りが引くぐらい泣いてしまう私は、映画館では見れないだろうと判断し、Blu-rayで見ようと決めたのです。

しかし、Blu-ray発売まで我慢ができずに小説を読んじゃったという話です。

 

小説としては短くてあっさりした感じです。ボリュームだけだと短編小説のような印象です。映画が出来上がる頃に書いた小説ということなので、基本的に大きな違いはないようですが、そうであるが故に短編小説のように感じたのだと思います。

小説を映画にしたものの場合、小説は長く、その一部を映画化する感じになりますが、これはその逆ですからね。

しかし、この小説は描写がものすごく良いと感じました。しかし、感動して涙が止まらないというほどの内容では無いかなと思いました。(泣ける映画が素晴らしいとは思っていない)

 

音楽も一緒に聞くと違う...やっぱり映像が素晴らしいのだろう

私はまだ映画を観ていないのですが、小説を読んでいると、CMで観ていたシーンの数々を思い出すのはもちろんのこと、RADWINPSの音楽までもが脳内に流れてくる感じです。
もちろん、映画のCMを見ていたからという前提があってのことではありますが、それほどまでに、CMの映像や音楽が頭の中に刷り込まれていたということだと思います。

また、よく言うと心情がすごく伝わってくると感じましたが、裏を返すと心情が読み取りやすいとも言えるので、この点は一長一短かもしれません。

ただ、この小説だったら子供が読んでも理解しやすいと思いました。
いつ発売したものかは知りませんが、夏休みの読書感想文でこれを読んだらいいだろうなと思ってしまいました。

 

ストーリーはすごく良い

そもそもCMで映像や音楽は知っていましたが、ストーリーは全く知りませんでした。唯一知っていたのは、高校生の男女の中身が入れ替わるということだけです。

ネタバレしないように書こうと思いますが、新鮮な気持ちで映画や小説を読みたい人は、以下のコメントは見ないほうが良いと思います。

 

男女が入れ替わるといっても、転校生(古いw)みたいな感じではなく、遠く離れた高校生の男女が入れ替わって、会いたくても会えないですし、話したくても話せないというもどかしさ満点の内容です。

また、キーワードとしては「隕石」というこれまた全く予想もしないものが登場します。そういう点は映画らしいと思って受け入れると良いと思います。

それでも、別に無茶なストーリーだとも思いませんでした。
ノンフィクションじゃないのですから全然ありだと思います。

 

映画を見ていないのでなんとも言えないですが、個人的には小説を読んでからレンタルビデオ(といってもビデオを借りる奴はいないだろう)を借りる方がいいのではないかと思いました。

私は小説で読んだことを頭に入れつつ、映像を楽しむという見方で映画を楽しむ予定です。

 

結論としては、話題に上った理由は知りませんが、全体的なストーリーがすごく良いです。主人公や周辺人物の心情に共感が持てますし、心の温まる感じのする良い内容だったと思います。

感動するというよりも、ちょっと暖かい気持ちになる小説でした。

これが私の感想です。
本を読まない人でも読みやすい内容だと思うので、ぜひ小説を読んでみることをお勧めします。
 

小説 君の名は。 (角川文庫)

小説 君の名は。 (角川文庫)

 

 

君の名は。(通常盤)

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