出典:STI Sport | 新型WRX S4 | SUBARU
セダン好きな私は、初代 WRX S4も好きです。
しかし、そのWRX S4もついにモデルチェンジです。
レヴォーグに合わせてとなりますから、予定通り...ではありますが、ちょっと刺激的な見た目になりました。何が刺激的かというと、ホイールアーチがSUVかと思うような樹脂になっているのです。
- 意外なのはデザインだった
- ボディーサイズはさらに大きく...
- この燃費はいただけない...
- しかも馬力は先代よりも下がっています...
- スバルパフォーマンストランスミッションは理想の変速機なのか!?
- 総評
意外なのはデザインだった
顔が新型のレヴォーグ顔になることや、北米で使われている2.4Lエンジンになるであろうことは予想通りでしたが、デザインに樹脂を使ってくるとは誰も思わなかったのではないでしょうか?しかも、SUV風にしたというわけではなく、樹脂の表面が六角形になっていて、それを空力テクスチャーと呼ぶそうです。そして、それが空気の流れを整える役割を担っているそうです。
さらにフェンダー部分にはエアアウトレットもついているので、空気もうまく逃すことができているようです。樹脂製で無塗装ならぶつけても安心ですね(*´艸`*)
また、SUV風な見た目は今の時代には受け入れられやすいような気がします。
しかし、こんなデザインになることは全く予想できませんでしたね。
正直意外すぎてびっくりです。
ボディーサイズはさらに大きく...
先代は1795mmでしたが、今回は1825mmです。
他のメーカーの他の車も軒並み大きくなっていく現在では致し方ないですね。
そろそろもう少し小さいスポーティーなセダンがあってもいいような気がしますね。
個人的にはWRX S4も格好良いと思いますが、インプレッサ G4に今回のミッションを搭載してくれたほうが嬉しいですね。
日産のノートオーラやノートなど、高級なコンパクトカーも売れていますし、高齢者が増えてきたら大きな車は売れなくなってくるのではないかと私は考えています。
コンパクトでスポーティーだったり、高級なセダンといえば、かつてはトヨタのプログレという車が、まさに高級だけどコンパクトを売りにして、そんなに売れませんでしたがw
いまなら違うのではないでしょうか?
この燃費はいただけない...
スポーティーなので、燃費なんて...というのは理解できます。
しかし、実燃費はもう少し下回るわけでしょうから、そう考えるともう少し頑張って欲しい...というのはわがままでしょうか?
排気量が2.4Lに拡大したこともあり、致し方ないような気はしますが、スポーティーと燃費のバランスはもう少し考えても良いように思います。
私なら160psぐらいで燃費が15km/Lぐらいなら納得かな。
そう考えるとやっぱりインプレッサ G4あたりが、私がちょうど良いと考えるスペックなのかもしれません。
しかも馬力は先代よりも下がっています...
先代の馬力は308psでしたが、今回は275psです。
なんと、排気量は上がっているのに馬力は下がっているのですよね。
ただ、排気量がアップしたことによるトルクアップは大きいですから、乗りやすさは今まで異常なのは間違い無いです。
なんとなく、今まではスポーツカー的な位置付けでしたが、これからはグランドツーリング的な感じになるのかなと言う気がします。
そもそもスポーツモデルというのは、今後は燃費や排ガスなどの問題がありますから、ガソリンエンジンでは限界があるので、少し方向性を変えてきたのかなと言う気もします。
こうなってくると、ますます6MTモデルがどうなるのかが楽しみです。
スバルパフォーマンストランスミッションは理想の変速機なのか!?
当初CVTとかリアトロニックなんて...と思っていました。
MTは今の時代では厳しいかなとも思いますし、ATがぐうたらだけど、時々やる気を出すドライバーにはちょうどいいかなと考えていたところ、Youtube上のCVTやリアトロニックに対する評価が上がってきているように思います。
CVTの1番目の弱点は、回転速度と加速がマッチしない気持ち悪さだと思います。
私もかつて借りたCVT搭載のFITで、右折の際に死ぬかと思いましたw
アクセル踏んで回転は上がっているのに前に進まないのですもの...
そして、2番目の弱点は、レスポンスの悪さだと思います。
しかし、Youtubeのレビューでは、かなりレスポンス良く力が出ているようです。
従来はスポーツリアトロニックといわれていましたが、今回新設計のSPT(スバルパフォーマンストランスミッション)がその弱点を補ってきているようなので、期待したいなと思うと共に、次期型のインプレッサ G4にも同じSPTを搭載してもらいたいなとこっそり期待していますw
総評
価格はかなり頑張って設定してくれたように思います。
性能も十分ではありますが、この車を狙って買う人はSTI(6MT)狙いではないかと思います。そうなると、現在のこのグレードの車がどれだけ売れるかは微妙かなと思いました。
今回搭載したパーツ類はむしろインプレッサ G4に搭載し、インプレッサ G4 STI Sportなどにしたほうが、インプレッサのイメージリーダーとしての地位を確立でき、それに引っ張られるようにインプレッサが売れるという形に持って行けたのではないかと思いました。
以前、FITが売れていない理由はイメージリーダーとしてのRSがなくなってしまったことが要因と書きましたが、スバルは売れ筋であろうインプレッサをより売るために、インプレッサ G4にももう少し力の入ったスポーツモデルを用意することを考える方が、よりシェアを広げてくれるでしょうし、インプレッサ G4の上位でスポーツモデルであるWRX STIの地位をより確立する事を考えるべきではないかと思いました。
いずれにしても、スポーツセダンというジャンルは無くなってほしく無いと思っているので、このモデルで売れなくても、この技術はインプレッサ G4にも引き継いでもらえたら...次はインプレッサG4あたりを買いたいな...なんて思っています。
MAZDA3セダンにも期待していますけれど(*´艸`*)