先日野鳥撮影で失敗したISOの設定について、X-Pro2とXF100-400を使ってどう写るのか?を検証してみました。
検証内容
シャッタースピード、シチュエーションは同じ状況で、ISOのみ変更してどの様に写るのか?を確認してみました。
- ISOの上限は12800まで
- PM12時前後
- 外は曇り
- 室内で電気はつけていない
- 手持ち
- シャッタースピードは1/1000s
正直写真は相当な枚数を撮っているのですが、どのカメラでも「P」を使って「露出」と「絞り」だけで撮影していたので、10年以上使っていてシャッタースピードを意識したのは初めて...(照
動かない物を撮影することがほとんどだったので、シャッタースピードを意識することがなかったのは自然と言えば自然ですが、なんだか恥ずかしいですね。
ちなみにX-Pro2には簡単なモード設定ダイヤルは存在しません。しかし、複数の設定を組み合わせることでいわゆる「プログラムモード」や「シャッタースピード優先」や「絞り優先」などにすることができます。
ISO設定を変更しながら撮影した写真
400mm |
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400mm ISO640 0ev f5.6 1/1000s |
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400mm ISO1250 0ev f5.6 1/1000s |
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400mm ISO3200 0ev f5.6 1/1000s |
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400mm ※ファイル容量の関係でリサイズ |
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400mm ※ファイル容量の関係でリサイズ |
ISO設定変更結果の感想と考察
AUTOで撮影している時は全く気にしていなかったので、こんなにも違う結果になることに驚きを隠せません。ISOを変えたことによって、結果が変わることは想定していましたが、ここまで変わるは想定していませんでした。
改めて過去に撮影した写真のISOをみてみるのも良い勉強になるだろうと思いました。
しかし、今回室内だからISO12800でないとまともにみれる写真になっていません。
これが屋外だったらどうなるのかは非常に興味深いです。後日野鳥を撮影する時に試してみたいと思っています。
屋外であればISO200でも撮影できるはずなので、シャッタースピードをもっと上げることができるはずです。その結果、今まで撮影できなかった野鳥の動きを捉えた撮影もできる様になるでしょう。その場合は連写と引き換えに写真の整理も大変になるのでしょうね....。
なかなか面白いです。いわゆる「P」とか「AUTO」ばかりで撮っていた私には新鮮です。車のレース撮影も高速なシャッタースピードになると思われるので、きっと同様なのだろうと想像しています。そして、そうなるとISO感度が高くてもノイズが少なく綺麗に写るカメラの重要性が理解できます。
明るい場所で撮影している場合は、ボケという要素を置いておけば、そこまで明るいレンズでなくても...という事なのかもしれないと思いました。極端な考えではあるとは思いますが。
私の持つもう一つのカメラ「RX10m4」は、広角から望遠まで一台でこなす写りの良い万能カメラですが、このカメラだと「S(シャッタースピード優先)」が選べるので、同様にシャッタースピードを上げて野鳥の撮影してみようと思います。
今回の検証をすることで、ISOの理解ができました。
シャッタースピードを変えたことの効果は、そういう場面があって初めて理解ができると思いますが、私の野鳥撮影の幅も少し広がったかもしれないと思っています。
追記 野鳥撮影の結果
実際に撮影した写真はこちらをご覧ください。