3回に分けて記載してきたナイキ ジョイライドラン フライニットについての感想をまとめたいと思います。
結論 ヒールストライク向けのシューズ
私の勘違いという訳では無いが、ナイキのシューズチャートは間違いではありませんでした。ジョイライドランはSHORTER向けであり、それ故に長距離を走らない初心者向けです。そして、クッショニングはナイキ ペガサス36よりも高いというのも間違いではありませんでした。ただ唯一反発については、ペガサス36と比較しても同等には感じづらいシューズです。反発を求めるならペガサスだと思いますが、初心者用だと思えばジョイライド ラン フライニットでも十分だと思います。
これまでクッショニング・反発が低いと感じていた理由
これまでの感想は以下の2回にまとめているのでご覧いただければと思います。
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これまでは、クッショニングは低い、反発も低いと感じていました。
しかし、ジョイライド ランからペガサス36に履き替えて走ってみたところ、クッショニングはペガサスよりも高いという理由がわかりました。
- 着地時点でのクッショニングはペガサスよりも柔らかくクッショニングは高いと言える
- ヒールストライクで走るとペガサスよりもクッショニングは高いと言える
この2点です。そして、当初私がペガサスよりもクッショニングが低いと感じていた理由は以下の通りです。
- ビーズの慣らしが必要(もしくは自分の慣れが必要)
- ショック吸収時の底付きがジョイライドの方が早い(ペガサスの方が粘る)
歩いた時には間違いなくジョイライド ランの方がクッショニングは高いです。しかし、走るとそうでも無いと感じるのは、クッショニングの底に粘りがないということです。車のサスペンションに例えると、バネによりショックを吸収してくれますが、そのバネがジョイライド ランの方が短いという感じです。
しかし、ヒールストライクで徐々にシューズに力が乗る様な感じになると、クッションの底につかずショックをうまく吸収してくれます。
これがミッドフットやフォアフットになると、足が「パン」と地面につく感じになるので、ショックを吸収はしてくれるものの、すぐに底に着いてしまい、クッショニングが低いと感じるイメージです。
また、反発に関してもこれと同様で、ミッドフットやフォアフットだと、一気にビーズが潰れてしまい反発をあまり感じなかったのですが、ヒールストライクだとじんわりビーズが潰れていき、それが徐々に膨らんでくる感じになります。
説明の仕方を変えると、ヒールストライクの場合は以下の様になります。
- 踵で着地
- 踵のビーズが潰れていく
- 足の中央のビーズが潰れていくとともに、踵のビーズが膨らむ
- 足の先端のビーズが潰れていくとともに、足の中央のビーズが膨らむ
ミッドフットやフォアフットの様に、一気に着地した部分のビーズが潰れるのではなく、ヒールストライクだと徐々に潰れる位置が変わっていく点がポイントです。
そういう意味で初心者向きのシューズであるという点に納得ができました。(私ももちろん初心者ですがw)
実際、ジョイライド ランを履いて、ヒールストライクのみで5kmほど走りました。
ここ最近でペガサス36で走った時よりも早かったです。
もちろん足の痛みも何もありません。感覚になりますが、ヒールストライクだと足の回りがすごく良いです。ペガサス36でヒールストライクというのも試してみましたが、あまりしっくりきません。ペガサスもクッショニングは悪くないですし、おかしいなと思って改めてシューズ形状を見て理解できました。
ペガサス36は踵部分はむしろ薄いのです。それに対してジョイライド ランは踵部分が厚いので、上記の様な感想になったという訳です。
ウォーキングがメインの人にとても向いたシューズ
先の通り歩いている時やヒールストライクに向いているシューズなので、ウォーキングがメインで、時々ジョギングを...という人にはまさに向いていると思います。
実際にウォーキングでも履いてみましたが、まさに至高のクッショニングです。
「柔らかい芝の上を歩いている様だ」という売り文句はのは歩いている時に一番感じられます。
そういう意味ではウォーキングがメインで時々ジョギングという人には最高ですし、公式でも言っているリカバリーでも最適だと思いました。
もちろん先の通りヒールストライクで走っている方にも向いているランニングシューズです。だいぶ価格も落ち着いてきたので、コロナ禍の運動不足に一足購入し、気分を上げて歩いたり走ったりしてみてください。
これからの季節は夏場と違ってランニングタイツやウインドブレイカー、ベストなどでオシャレもしやすい季節です。
ただただ運動するのではなく、オシャレも一緒に楽しんでみてください。