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vw up!はGT7には無いけれど、75ps/350PPで走ったら自分の車でサーキットを走っている感覚になれた

75ps/350PPは、グランツーリスモ7の馬力と改造の度合いを示すパフォーマンスポイントを指しています。
普通に遊ぶ場合は、限界まで改造して乗ることが多かったのですが、今の愛車がvolkswagen cross up!という非力(75ps/9.7kg)な車ということもあって、同じぐらいの馬力の車で走ってみたら、意外と面白くてはまっているという話をしていきいます。
グランツーリスモにも車にも興味のない方はスルーしてくださいw
ちなみにグランツーリスモだったら最新の7でなくてもこの遊びはできますので、6やSPORT、5の方は安心してご覧いただければと思います。

 

車は馬力が高いだけが楽しさではない

改めてそう感じています。現実の世界でもそうですし、ゲームの世界でも同様です。
グランツーリスモ7のアップデートで、ビジョングランツーリスモや実際のレースカーばかりではなく、もっと普通車のスポーツモデルとかを追加してくれることを期待しています。さらに言えば、もう買うことのできないネオクラシックカーと呼ばれるジャンルの車も追加されることを期待しています。それこそ、グランツーリスモ5の時代の車(ファミリアやカローラランクス、プリメーラなど)が追加されたら面白いと思って期待しているところです。もちろん現行のヤリスの追加も期待しています。GRなヤリスも楽しい車ですけれど、GRじゃないヤリスも是非お願いしたいところです。

 

「75ps、350PP」がおすすめスペック!

実際このぐらいの馬力で走ってみると、ニュルブルクリンク北コースの上り坂では、トルクもないので加速どころか減速していきますw
レースしてるのに減速していくんです。そしてストレートでもじわじわとしかスピードは上がっていきません。自分が昔乗っていた力のない車で高速道路を走っているときのスピード感覚に近いです。
昔はトルクが全然なかったので、夏場でも上り坂に差し掛かったら、エアコン止めてたことを思い出しましたw(「パワーアップ」と叫んでエアコンをオフにしてましたが、夏でも今ほどの暑さは無かったので窓を開けて耐えてましたw)
ちょうど、75psの350PPだと、その感覚に近くとてもリアルに楽しめます。
速度が上がっていく雰囲気も実車に近い感じで、120kmを超えてくると苦しいんです。苦しいというのは加速が鈍るという意味で、早く走ろうにもどうにもならないって感覚が苦しいという言葉につながりますw
そして、そんな走りが楽しいのか?というとこれが楽しいんです。
ポイントは基本的にタイムアタックで、目指すのは過去の自分のタイムを超えることです。超えることができたとき、新たな走りがきっとできているはずです。
私は新しい車に乗るときは、大抵タイムアタックをします。
コースの特徴を覚えたいわけではないので適当なコースを選びますが、直線・低速コーナー・高速コーナー・連続したコーナーが揃っていて、ニュル北ほど長くないコースを選びます。鈴鹿でも全然良いですが、筑波じゃちょっと短いって感じです。
そして、自分の最速ゴーストを抜くために何周もします。これだけで早くなれると思います。当然ですが自分が乗っている車で、過去の最速よりも速く走ろうと思ったらどう走ったらよいのか?を考えながら走る必要があります。
大抵の場合は、何周かしていると「ゴーストの時ブレーキが早すぎたかと思ったけど、その後アクセルを開ける時間が長くなったほうが結果的に速く走れる!」とか「ここはブレーキはほどほどで、パーシャルのほうが早い!」とか「このコーナーはしっかり減速しちゃったほうが結果的に速い!」みたいなコースに対して車の理想の走りが見えてきます。そういうパーツを組み合わせて、この車で最速で走るための方法を自分なりに構築します。
これが面白いのです。もちろん、その結果としてオンラインレースに出れば、私ですらいつの間にかそれなりの結果を残すことができたりするわけです。(意外と車種選定で失敗していることもありますが、そこは早さよりも好きな車で何とか勝ちたいという思いのほうが強いのでw)

タイムアタックで早さを磨いている間は、同じ車の同じスペックで競っているわけですから、車自体の速さには全く差が無いわけです。
アーケードレースは車が違いますから差はあります。今回は勝てたなとかこのコースでは勝てたなとかありますが、どのコースでもすべて同じスペックで競うことになるのでミリ秒とか数十ミリ秒、数百ミリ秒とかの差もないことがあるわけです。しかし、早く走れるポイントを見つけることができると、突然常に数ミリ秒とか1秒ぐらい早くなって、さらに早く走れるポイントを見つけることが出来るとさらにさらに早く走れるのです。
そして、このコースだけではなく、それはほかのコースでも応用がききます。

そしてそれが面白くて、これまでだったらいかにアクセルを長く踏んで、コーナーのぎりぎりまでブレーキを踏まずにという感じで運転していましたが、このスペックの車になると、「いかにコーナーで減速しないか?」や「いかに早くアクセルを踏めるか?」といったことを意識します。
明らかに

対象となる車はかなり少ないですが、、、
FIAT500
GOLF  I GTI
DEMIO
Autbianchi A112
MINI COOPER ’S'

このあたりはパワーリストリクターやフルコンピューターでパワーを制御(下げる)と、80ps前後に設定することができます。ただ、単純にノーマルのままパワーを下げるだけだと、トルクもなく非力どころかとてもつまらない車になります。そこで、350PPが効いてきます。
PPの方はご自身でお好みの改造の方向性を決めていくとよいと思います。
私は以下のようなパタンでPPはほぼ同じだけど、種類の違う車を作っています。
・エンジンはいじらずに足回りとタイヤ優先
・足回りもエンジンも軽めの改造に留める
・エンジンだけ改造
・タイヤだけ
大体こんな方向性です。
おかげでアウトビアンキだけ4台持ってたりしていますが、そこは色を変えたりして楽しんでいます。同じ車種でもそういう楽しみがあるのはうれしいです。ほかの人が作ったデザインから選ぶこともできるので、自分のセンスに納得できない人でも、容易にいろいろなデザインを選ぶことが出来るので安心して楽しめます。

こんな遊びをやらなければ、進んで乗ることはなかったであろうTYPE1(グランツーリスモ7では VW 1200)は、かなり改造しても他の80ps/350ppの車に勝てないですが、エンジン音がとても気持ちよい車です。

 

新たな発見もできました。(運転する分にはとても楽しいですし、エンジン音を聴いているだけで気持ちよく走れます)
アルピーヌA110(古い方)については、見た目は気に入っているものの、スペックについては全く知りません。
しかし、昔からよく雑誌等で見かけていて、レースにも出ていたと思われるので、きっとエンジンはよいのかな?と思っています。80ps 350PPというスペックで車を作ってみて、面白い車に仕上がったらなと思っています。

私のお気に入り
現在のお気に入りとして、先ほど挙げたフォルクスワーゲン 1200のエンジン音がまずはおすすめです。
グランツーリスモ7の中で一番好きなエンジン音かもしれませんw

走りの方は、GOLF I GTIがとても気持ちよく回るエンジンになって、楽しく走れます。(80psでなければもっと気持ちいのでしょうがw)
自分がフォルクスワーゲンの車に乗っているから、、、というのを抜きにしても非常に良い車だなと思いました。(実車には乗ったことないですがw)
また、旧型のスイフトスポーツ(1600cc NA)もとても良いです。エンジン周り(ボアアップやポート研磨など)だけチューンして90PS、350PPとなりました。このままだと他よりも早すぎてしまうので、「錘」を200kgほど乗せてバランスを保ったところ、先のGOLF I GTIとスイフトスポーツのタイムが1秒以下のタイム差でしたwしかもニュル北でwww

これには我ながら恐ろしいなと思いました。そんなに走り込んだつもりはないですが、自分自身のゴーストとタイムを競っていたこともあって、走り方も含めて体に染み付いてきたのかもしれませんw
こんな新たな発見も、80ps/350pp縛りという遊びをしなければ、乗ることも無かったかもしれません。
同様に、Autobianchi A112も気持ちよいエンジン音の車です。

私の場合はそもそもAutobianchiの見た目が昔から大好きなので、Autobianchi A112がグランツーリスモで復活したのは嬉しい誤算でした。
できれば、もっと嬉しい誤算連発していただきたいですw

他にもローバー114とか、マーチスーパーターボ、スターレット グランツァV、シャレードデトマソなどのコンパクトで面白い車が復活すると、私のこの遊びはさらに過熱するでしょうし、miniも1000ccや1275cc、1300ccなどのラインナップを揃えてもらえるとより楽しめそうです。
そんな古い車と今どきのヤリスやフィット、MAZDA2が競い合う姿を見たいなと思う今日この頃です。

グランツーリスモで、Gr1/Gr2/Gr3などの速い車の高速なレースに疲れてきた方や少し飽きてきたなんて方は、80ps/350ppという縛りでタイムアタックしてみてください。そして、グランツーリスモの運営のほうでもそういうレースをぜひ企画して欲しいです。

世の中ではネオクラシックとして少し前の車に人気が出ていると思いますが、人気があるのは速い車ばかりではないですよ!