出典:Golf | ハッチバック | フォルクスワーゲン公式
いよいよGOLF8の発売です。試乗車なのか予約していた方なのか分かりませんが、すでに数台を路上で見かけました。当然我が家にも営業さんからハガキとメールが来ています。
まだ買い換えませんけど...ね。試乗記なども出揃ってきたので、GOLF8について詳しく見ていきます。
- 目玉はeTSIエンジンだった
- ゴルフとしてR-Line初導入
- シフトノブが小さくなっちゃった
- LEDヘッドライト
- GOLFのサイズ変更は誤差程度だが、サイズ感はPOLOが好み
- 価格は納得の300万円以下から!
目玉はeTSIエンジンだった
出典:Golf | ハッチバック | フォルクスワーゲン公式
今回はGOLF8の外観というよりもTSI EVOエンジンが目玉だと個人的には思っていました。
しかし、ちゃんと調べていなかったので最近知りましたが、日本にはマイルドハイブリッドのeTSIエンジンのみの導入でした。
真剣にVWのWebやWebメディアの試乗記事を見ていて、「あれ?そうだったの?」というのが正直な感想です。エンジンが1.0Lと1.5Lという2ラインナップである点には着目していましたが、マイルドハイブリッドである点は見逃していました。
ちなみにドイツでは、通常のゴルフには以下のラインナップがあります。
- 2.0L ディーゼル 115psと150ps(TDI)
- 1.0L ガソリン 110ps(TSI Evo)
- 1.5L ガソリン 150ps(TSI Evo)
- 1.0L ハイブリッド 110ps(eTSI)
- 1.5L ハイブリッド 150ps(eTSI)
この中から日本には下の二つのエンジンを導入したということになります。
TSI EVOエンジンにばかりに注目しすぎて完全に抜けていました。
まさかのマイルドハイブリッドだなんて...。
そして、
ハイブリッドの影響か、車重は重くなっています。
GOLF7時代は1320kgだったのに対して、GOLF8は1360kgと40kgほど重くなっています。
しかし、リアのサスペンションが従来のマルチリンクからトーションビームに変更になっているので本来ならば軽量になっているはずのところが重くなっているのです。
それでも重量が重くなっていると言うことは、ハイブリッド部分が40kg以上の重量になっているのかもしれません。 もちろん排気量も100cc程は従来よりも上がっているので、エンジン部分も多少は重くなっているのでしょう。
しかし、従来と比較した重量の差も、小さな女の子一人分ぐらいですから、大きく変わらないと思います。それでも燃費が良くなっているということは、やはりマイルドハイブリッドの恩恵なのでしょう。そして、モーターのトルクが追加されるのですから、きっと従来よりも軽く感じるのではないでしょうか?
燃費が良くなりつつも、従来の1.4L TSI ハイラインの140psに対して、150ps+マイルドハイブリッドですから、走りの方は期待できそうです。
3気筒のエンジン音が気持ちよさをスポイルしていないかどうか気になるところですし、ガサツなエンジン音となっていないと良いのですが、試乗動画などで音を聞いても気にするほどではなさそうです。踏めば元気に回り、車内の静粛性も従来通り十分なようです。
個人的には1.5L TSI EVOエンジンを純粋に楽しみたかったのですが、そのエンジンを楽しむためにはPOLO R-Lineしかなさそうです。
実際のところ、私がちょうど良いと感じるボディーサイズはPOLOですし、150psというのもちょうど良さそうですね。
ちなみに価格的(330万円弱)にもw
ゴルフとしてR-Line初導入
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今回はゴルフとして初めてR-Lineが導入されます。
私がGOLF5に乗っていた頃にも、本国(ドイツ)にはR-Lineはありましたが、輸入されなかったので、パーツだけ購入して見た目を近づけていました。
POLOを含む他の車ではR-Lineが導入されていたのですが、マーケットを踏まえて今までは導入していなかったのでしょう。
しかし、今回は需要があると判断したのでしょうが、一体何が導入を決めた材料だったのか知りたいところです。いずれにしても見た目がスポーティーなGOLFは受け入れられると判断したことは嬉しいことです。中途半端という意見もあるとは思いますが。
ちなみに、私が考えるR-Line 導入の理由は、GTIがかなり高価になったことで、以前より手が出しづらくなってきたことが、要因ではないかと予想しています。
GOLF7 GTIのベーシックが430万円でパフォーマンスになると480万円ですから。
ちなみにGOLF7 Rなんて590万円ですからね。
今回だって同等か少し値段が上がってくるのではないでしょうか?
そうなると、スポーティーなGOLFが欲しいと思う一般家庭?は、R-Lineの375万円ぐらいが妥当な線になるのではないかと思います。
私もGOLF8を購入するならば、R-Lineを選ぶと思います。
だって、eTSI Styleという中間グレードは370万円で、R-Lineの375万円と5万円しか変わらないのです。5万円しか違わないのに、専用のスポーツシートと専用のスポーツサスペンションがついているのですから、Styleを選ぶのはよっぽど車高を気にする人とか、あと5万円が出せない人だと思います(^◇^;)
この値付けは非常に微妙なので、比較的若い層がGOLFを買う場合はコストを気にしてeTSI Active Basicか少しお金があるならR-Lineしかないでしょう。eTSI Styleを選ぶのは年配の落ち着いた層ぐらいだと予想します。
その結果R-Lineはそこそこの割合で出荷されるのではないかと思われるので、GOLF9の日本への輸入時もR-Lineは残ることになるのではないかと予想しています。これは次にGOLFを買うことがあれば、私には都合が良い価格設定だと思っています。
ちなみにPOLOのTSI HighLineのオプション装備車とR-Lineのオプション同じオプション装備車は20万円以上も差があります。この価格差はなんなのでしょうね。もちろんR-Lineとしての装備内容が全く同じではないですけれどね。
シフトノブが小さくなっちゃった
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今回からDSGのシフトチェンジはパドルのみとなります。
今まではシフトノブがあり、私は常にAUTOではなく手動変速をシフトノブでやっていました。
今後はパドルのみとなるのは、違和感を感じます。
もちろん、全くパドルを使っていないわけではないですが、ゲームのような感じが苦手なのです。
やはり、左手を下ろしてギアを変えて...という動作が自然です。この辺は好みや慣れが大きいとは思いますが、私はシフトノブ派です。
現在のGOLF7 Alltrackの故障や事故でもない限り買うことはないであろうGOLF8がどうあろうがよいですが、来るべきGOLF9に向けて装備や機能が洗練されることを祈ります。
正直言って、今のGOLF7のままでも何の不自由もなく、十分満足です(*´艸`*)
強いて言うならば、もう少し車重の軽い車に乗りたい...軽快に走りたいという思いがちょっとあるぐらいです。これは無いものねだりです。
きっと軽量な車に乗っていたら、高級感のある重量級の車に乗りたいと言ったでしょうから。
LEDヘッドライト
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灯火類が全てLEDとなりました。
デイライトやスモールライトがLEDなのは別に良いです。格好良いですし、やはり高級感を感じます。
なんならハイビームもLEDでも良いです。
ハイビーム自体は眩しいことが大甥でエスい!?いずれも明るい方が良いでしょうから。
しかし、ヘッドライトはどうでしょうか?
現在のオートライト必須の影響もあってか、以前よりもヘッドライトが眩しいと感じるシチュエーションが非常に多いです。
踏切を超える時や、坂道の頂上付近のすれ違いなど、LEDのおかげで目潰しをされたような感じになります。
おそらく、年齢的にも眩しさを感じやすくなっているのかもしれません。
しかし、今後はどんどん高齢化してくるのですから、夜でも明るくするのではなく、遠くまで先が見通せないから夜だけは制限速度を下げるような施策があっても良いように思います。
賛否両論だとは思いますが(^◇^;)
そして、アフターパーツのLEDもどうにかして欲しいです。
明らかに照射範囲がおかしな車にLEDをつけたりするものだから、光が漏れて無駄に眩しいったらないです。
この辺は警察にもっと取り締まって欲しいです。
フォグが異常に眩しくて、ヘッドライトを付けずに走っている車も目につきます。
意味がわかりません。
夜の検問で灯火設備の不良をじゃんじゃん捕まえて欲しいです。
そうでもしないと車検の時だけ元に戻すという簡単な回避策で、この問題は全く解消しないと思います。
※もちろん照射範囲をちゃんと確認しつつ改造するのは良いです
明らかに多いので、一度戒めのためにお願いします。
GOLFのサイズ変更は誤差程度だが、サイズ感はPOLOが好み
GOLFの全幅は10mmほど細くなりました。
そして、全長は20mm長くなり、全高は25mm低くなりました。
これは私は良い方向だと思っています。
しかし、POLOはむしろ大きくなってきています。
GOLF8 とPOLOの全幅の違いは40mmです。
これを大きいと見るか、小さいと見るかは微妙なところですが、UP!が販売されていない現状を踏まえると、POLOはやっぱり5ナンバー枠に収まっていた方が良かったのではないかと思ってしまいます。海外を基準に車はどんどん大型化する方向になっていますが、日本国内の高齢化を考えて小型化する方向に向かってくれたらと願うばかりです。
価格は納得の300万円以下から!
一番安価なeTSI Active Basicは291万円からとなります。
もちろん、実質はいくつかのオプションや、保証サービスなどに入るでしょうから、300万円以上にはなると思います。しかし、今や高いというほどの金額では無いと思います。
軽自動車でも200万円を超えてくる時代ですから。
これは相当頑張ったのでは無いかと思います。
コストダウンもしている一方で、デジタルメーターなども含めて、装備も充実してきているのでこの辺はどっこいかなと思っています。
しかし、最安値のActive Basicでもデジタルメーターのみとしたのは良い選択だったのでは無いかと思います。中途半端にアナログを残すよりもGOLFという車の車格を上げるのに一役買ったのでは無いでしょうかね?
売れ行きに期待したい一方でGTIやRなども楽しみですし、同じCセグメントの国産車にも頑張ってもらいたいところです。