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GOLF7 Alltrack 6年半で6万キロを超えた

次の車が決まっているという状況で、この記事を書くのもどうかと思いましたが、ただでさえ情報の少ないAlltrackですから、きっとフォルクスワーゲンの中古車として売られるであろう次のオーナーのために情報を残しておこうかなと思います。

 

6年弱で6万キロを超えたのは初めてかも

多くても今まで一年で一万キロを超えるかどうか?という感じで、むしろ超えない時の方が多かった記憶です。
しかし、現在は(親が高齢のため)実家の車を売却し、免許も返納させたということもあり、妻が買い物に連れて行ったり、病院の通院介助をしたりという感じで、我が家の車の稼働率が上がっています。そういう意味では、装着している人を見たことがないフォルクスワーゲンのサラウンドビュー(正式名称はサラウンドアイ カメラシステム)を装着していたのは妻にとっては大きな安心材料だったと思います。

事故もなく無事に6年弱で6万キロを超えられたのは良かったかなと。

 

360度ビューカメラのメリットとデメリット

各社大抵同じ機能を持っていますが、やっぱり有名なのは日産のアラウンドビューだと思います。私もAlltrackを購入する前に見にいったエクストレイルに装着されているアラウンドビューは素晴らしいと思ったし、フォルクスワーゲンのサラウンドアイカメラシステムではできない低速前進時にもアラウンドビューが使えるというのは素晴らしいなと思いました。

道端の幅寄せや、すれ違いでも使えるでしょう。
特に車幅感覚の掴めない人にとっては有効な機能だと思います。

これがメリットだと思います。

サラウンドアイは前進で使うことはできませんが、私は車を前進で止めた時に、綺麗に枠内に入っているかな?という確認をする際に、一度バックに入れて360度カメラの画面を確認したりします。横の車との間隔や自分の位置を確認するので、ずれていることはありませんが、降りたり扉を開けたりする必要がないのはやはり楽です。

こういう使い方ができるのもメリットだと思います。

しかし、やっぱりこれに慣れすぎると、360度カメラの装着されていない車に乗った時に駐車場に綺麗に止められなかったり、怖いと感じてしまうのはデメリットではないでしょうか?

360度カメラを使うまでは普通にできていたのに、、、です。
便利な機能に慣れすぎて、本来持っていた技能を失うというのはやっぱりどうかなと思います。あったら便利だけどなくても大丈夫!という状態が一番良いかなと。

そう考えると、バックカメラぐらいの装備の方がいいのかもしれません。

 

ヒーター関連装備

歳をとってくると、徐々に寒さに強くなるわけではなく、寒さに鈍感になってくるような気がします。だからか、若い頃は冬は大嫌いで夏が大好きと言っていたのに、徐々にやっぱり春や秋だよなと言って、しまいには夏よりは冬の方が好きとか言い出す始末w

しかし、若い頃と違って感想には弱くなっています。喉がカラカラになるとむせたりしちゃいますからね。そう考えるとシートヒーターはとても良いです。歳をとったからこそシートヒーターは装着しておきたい。cross up!も生意気にwシートヒーターは装着されています。

しかし、残念ながらハンドルヒーターは装着されていません。これ結構重要なんです。
地下駐車場の人ならわかってもらえると思いますが、冬の地下駐車場はキンキンに冷えていて、外より寒いんです。日差しが出てても地下は暗いですからキンキンに冷えているのです。

なので、そもそも駐車場に行くのも手袋をしていくので、そのまま運転し始めればまぁ困ることはないのですが、やっぱり発熱しているハンドルを握るのは暖かくて気持ちの良いものでした。Alltrackで感動したのはやっぱりこれですね。

cross up!にはこの装備はありません。車格を考えたら仕方ないです。しかし、国産コンパクトカーでも一部の車種には装着されていたりしますから、後付けでもそういう装備が出てくれると嬉しいなと思って調べたらありましたw

世の中すごいですねw
ハンドルにカバーをつけるのはヤンキーだけだと思っていましたが、冬だけこれを装着するのはアリな気がします。あまりに辛かったら考えようかなと。

 

オートビークルホールド、電動パーキングブレーキは疲労軽減には効果絶大

この二つの装備は、疲労軽減には効果絶大です。間違いないです。
運転が疲れるという方はぜひ試してみていただきたい装備です。(長時間運転しないとその効果は感じられないので、短時間の市場では感じられないかも)

残念ながらcross up!には装備されていない機能です。でも良いのです。
だって、疲労しないから、普段の運転した気分が薄まってしまっているのも乗り換える要因の一つなのですから。

運転=ある程度疲労する → 乗った気分を味わえる

という感じだと思うのですが、Alltrackは運転が楽すぎて運転した気分になるには相当な距離が必要になります。私が移動の楽さを求めているわけではないのにこの機能が便利だと感じてしまったのは大きな間違いでした。近所でも50kmとか100kmぐらいならすぐにドライブしちゃう人間が、こんな楽な機能を使ってしまうと、それでも物足りないと感じてしまうのです。

その点、アナログ?なcross up!はそんな便利機能はないですから、運転したら運転した分だけ乗った気分を十分に味わえて、その後の疲労という余韻も味わうことができます。
負け惜しみ?のように聞こえるかもしれませんが、自ら望んで乗り換えているので負け惜しみなんかんじゃないですよ。私は敢えてこの状況を選んだのですから。

 

馬力と車重

Alltrackは1.5トンというなかなかの重量級ボディーです。
馬力は180psでトルクは28.6kgというパワフルな車です。

最近の車だと1トンちょっとぐらいというのが多いでしょうか?特にコンパクトカーは。
その辺と比べると装備も豪華ですし、静粛性も高いので、どうしても車重は重くなりますね。

しかし、その静粛性も快適すぎて運転した感が薄れてしまうのです。疲労が軽減されるような素晴らしい機能は全てそういう感じに思えてきました。これは今までそういった高機能とか高級な車に乗ってきていないと言う事と、疲労を気にしなければならないほどの長距離に乗る機会がほとんどないからなのではないかと思います。

昔関東からインプレッサWRXで和歌山県の先っぽの方の龍神温泉というところに行きましたが、紀伊半島の中央を走る古い山道を抜けるルートを選んでしまったことと、車がインプレッサWRXで車高調とマフラーを交換している車だったこともあって、かなり疲労してやっとこさ夕方の食事の時間に到着したことがありました。いくらなんでもこれはやりすぎだし、あまりに疲れすぎて食事も美味しくなかった記憶です。

こういう時にはAlltrackだったら、、、と思うわけですが、普段関東近郊を走るぐらいだったら、Alltrackでは物足りないと感じてしまいますね。一般道はもちろんですし、高速はそもそも好きではないので、一番左の車線をトラックと一緒に走るレベルなのでw

そう考えると普段から軽量非力な車でエンジンを回しながらやかましく走る方が、ちょっと運転しただけでも運転した気分は十分に味わえますし、楽しいと感じるだろうというのが今回cross up!の決め手でもあります。コロナで出かける機会が減っているというのも大きな理由の一つですが、出かけたとしても近距離が多くなってきているという年齢も影響しているのかなと思います。

いずれにしても、馬力も車重もどちらも燃費にも悪影響です。実際Alltrackでは10km/1リッター程度で、長距離とか高速に乗った時に10km〜14kmに伸びるかなというレベルです。
昔乗っていたインプレッサWRXよりは全然いいでしょうし、私はアイドリングストップが嫌いで使っていないからなのかもしれません。そしてクロスシリーズと違って、オールトラックは本格的なSUV仕様ということもあって4MOTION(いわゆる四輪駆動)です。
今時の車の燃費とは違いますね。cross up!だって街乗りでは大して燃費良くないですし、そもそも輸入車なのでハイオクですし。

そんなこんなで、非力で軽量なcross up!を選んだというのは今のライフスタイルにはそもそも合っているのかなと。長距離を乗らなきゃいけないときはレンタカーで大型で楽な車を借りようと思いますw

 

不具合など

当初あまり問題なかったのですが、途中からブレーキ部分の「鳴き」が顕著に現れてきました。保証には入っているので、一応見てもらってはいますが、毎回ブレーキパッドだかローターだかを研磨してもらって、、、というのの繰り返しで完全対策はできていません。

今のところ発生する確率からすると、雨の日や湿度の高い日に発生しているような気がします。そして、ハンドルを切った時がきっかけで発生しているような気がします。

私の推察では、「ハンドルを切った時に、ブレーキが少し動いてローターに擦れるようになる、、、」というものですが、それも正直怪しいです。あんなにガッチリしたものがハンドルを切った横Gぐらいで動くものなのか?グラグラしているものなのか?というとそういう感じではないです。

ブレーキパッド自体は固定されているが、少し遊びがあって、それが擦れる原因ではないかというのも考えてエンジニアの人に話してみたりしましたが、そういうものでも無いそうです。
まぁ元々車の仕組み自体を理解していない私ですから、私の推察なんて当てになりませんが、少なくとも現時点では時々(といっても、2回運転すれば、そのうち一回の運転中に鳴きが必ず発生する感じ)は、運転中にキーキーキーキーと鳴きが発生します。

新車で400万も払った車でこれは無いですね。恥ずかしい。実際に外で聞いたことはないですが、静かな車内にも聞こえてくるぐらいですから、そこそこの音が鳴っているはずです。
これは相当Alltrackに対して嫌気がさした理由の一つです。

 

6万キロを乗った感想

コロナがなく、山登りや野鳥観察、旅行などを頻繁に行っていたとしたら、この車を手放すという選択はなかったかもしれません。
というのも、やはり長距離を乗る機会が激減したということと、さらに短距離を乗る機会が増えたことが大きな理由です。

なので環境の変化が乗り換えの大きな理由であって、車自体が問題ということはありません。
もちろん先の不具合のブレーキ周りの鳴きの問題はあるものの、走行自体には全く問題ないですし、音楽を大きな音で聴いている人だったら気づいていないかもしれません。
ディーラーも真摯に対応してくれるので、大きな問題だとは思っていません。私は気になるけどwそれは所有者の性格によるでしょう。

車自体には非常に満足しています。
もっと山登りに使えたらな、、、とか、もっと野鳥観察遠征に使えたらな、、、といった思いは正直ありますが、IgA腎症でさらに機会が減る私よりも、健康な方に乗っていただけたらと思います。

ちなみに走行距離はいってますが、それ以外の不具合はないですし、一年おきにオイル交換もしていました。全てディーラー整備なので記録もバッチリです。タイヤもミシュラン クロスクライメイトに変えています。

ぜひいい人に買ってもらえたらと思います。
納車日も年内に決まりましたので、GOLF7 Alltrackの投稿はこれが最後になります。
ご覧いただきありがとうございました。