ゴルフ オールトラックで、ミシュランのオールシーズンタイヤを履いて数ヶ月が経過しました。ここで、ミシュラン クロスクライメイトについてまとめておきたいと思います。
私は良いタイヤだと思いました。
- 前に装着していたのはグッドイヤー エフィシエントグリップ パフォーマンス
- 静粛性が高い車なら気にならない
- 乗り心地・走行性能はむしろ向上した
- 濡れた路面(雨の日)の走行
- 雪道の走行
- オールシーズンタイヤのまとめ
前に装着していたのはグッドイヤー エフィシエントグリップ パフォーマンス
私のオールトラックは、ウィンターパッケージ装着車で18インチホイールですが、もともと履いていたタイヤは、グッドイヤーのエフィシエントグリップ パフォーマンス 225/45R18です。実はグッドイヤーのタイヤは初めてでした。
これまではブリヂストンがほとんどで、その後はミシュランやピレリでした。
今回の比較は、これまで履いていたグッドイヤーのエフィシエントグリップ パフォーマンスとの比較となります。あらかじめご承知おきください。
静粛性が高い車なら気にならない
一番気にしていた静粛性ですが、オールトラックならば静粛性はほとんど変わりません。
これはゴルフオールトラックの静粛性がそもそも高く、ロードノイズがそれほど気にならないからです。しかし、窓を開けると純正タイヤとの違いがわかります。
明らかにロードノイズが増しています。SUVのタイヤっぽく「サー」っとゴムが地面を擦っている様な音がします。
国産の少し古めの車(≠高級車)に乗っている人だったら、窓を閉めていてもノイズの増加を感じるのではないかと思います。
国産車でも昨今の3ナンバー車だったら、大抵の車は静粛性が従来よりも高めなので、ほとんど気にならないと思います。
※明らかにロードノイズの響く車の場合には、今以上のロードノイズが聞こえると思ってください。
乗り心地・走行性能はむしろ向上した
乗り心地はなんら変わりません。硬さも感じないですしハンドルの重さも変わりません。
近所に滑り止め加工のされたゼブラの路面があるのですが、そこを曲がる際に購入時のタイヤだとコーナーの途中で、タイヤがヨレるような感覚がありました。しかし、このタイヤに履き替えてからは同様のスピードで走っても、ヨレることなくがっしりしていると感じます。
これは正直驚きました。むしろ今まで以上にヨレる感じがすると思っていたので。
これは想像ですが、従来のタイヤは柔らかく、オールシーズンタイヤがサイドウォールを含めて硬いからではないかと想像しています。(私は18インチのウィンターパッケージを装着しています)
また、オールシーズンタイヤの購入時に、ディーラーの方からはブレーキや加速など、縦方向はヨレる様な感じがするかもと言われていましたが、それも正直感じません。
今年の二月に車検をしていますが、その際にエンジンオイルを変えています。(車検および一年点検時は毎回オイル交換をしています)
それもあって、久しぶりに「急」の付く加速や、高回転まで回したりしていますが、それでも全くヨレる感じは無いので、そういうことを気にする心配はないです。
以前のゴルフではP ZERO NEROなどを履いていましたが、その際に感じていた感覚と遜色ないと言って良いです。
乗り心地は変わらず、走行性能はむしろ増したと言って良いと思っています。
おそらくスポーツタイヤでも同様の感想を抱く様な気がしますが、オールトラックだったら車の特性も踏まえて、オールシーズンタイヤを選んでおくのは良い選択肢ではないかなと思いました。
濡れた路面(雨の日)の走行
これも全く問題ありません。滑ると感じたことはありません。
オールトラックがそもそもがAWDだから...というのもあると思いますが、オールシーズンタイヤだからと言って不安を感じる事はありません。
ちなみに、野鳥観察時に普通車も走れるレベルの悪路を少しだけ走りますが、悪路も全く問題ないです。スピードを出したりもしないので限界がどうか?ということもわかりませんが、普通のタイヤと同様と考えて良いと思います。
雪道の走行
本当ならば雪道も少しは走ってみたかったのですが、緊急事態宣言やらまん坊やらで遠出ができていないので、試す機会はありませんでした...(^◇^;)
しかし、Webの記事を見ている限りでは、普通に走れている様に見れます。
これは今後検証する場があれば、検証して追記させていただきます。
そもそも雪の高速などでの走行もOKという前振りではありますが、雪国の人がこのタイヤをずっと履き続けるのはNOです。理由は単純で、アイスバーンには強くないからです。
むしろ突然雪が降るかもしれないという雪国の方のサマータイヤとしてこのタイヤを履くというのはありだと思います。このタイヤを履いていれば、冬前後のサマータイヤの季節に、突然雪が降ったりしても、このタイヤならば...という感じです。
今回雪道を試すことはできませんでしたが、動画を見ている限りですと、雪道の走行性能もかなり高い様です。例えば雪の降らない地方の方が、シーズンに2、3回程度のスキーにいくぐらいだったら、大雪は避ける様にして、スタッドレスは買わずにこのタイヤで乗り切ることもできるのではないでしょうか?
雪の多さにもよりますが、スタッドレスタイヤ用にインチダウンした(イマイチな)ホイールとスタッドレスタイヤを買おうとするぐらいならば、格好良いホイールとオールシーズンタイヤを揃える方が、安価かつ格好良く愛車に乗れると思います。
もちろんタイヤ交換の手間も不要ですしね。
オールシーズンタイヤのまとめ
雪国に住んでいない人ならば、このタイヤを履いておくことで突然の雪や雪道を走る可能性があっても安心感が増します。そして、雪国の方の夏タイヤとしての選択は、非常に有効だと思いました。
しかし、見た目に関して言えば、SUVっぽいサイドウォールとかではないので、見た目は普通のタイヤです。
できれば、オールテレーンタイヤの様な見た目だったら格好良いですし、オールトラックにもより合うと思いましたが、オールテレーンタイヤの場合は間違いなくロードノイズが増しそうですので、このレベルで妥協するのが良いということなのだと思います(^◇^;)
オールシーズンタイヤは決して高くありません。
同じミシュランのPS4(Pilot Sport 4)であれば、一本あたり2000円ぐらいの価格差です。これならオールシーズンタイヤを買っておこうと思える価格差です。