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The Beetle 1.2Lはオシャレなだけの車ではなかった

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クーペではないが2ドアの車に乗るのは何年振りか分からないですが、こう言う趣味性の高い車は所有するのに勇気がいるので、代車で借りられたのはラッキーでした。

 

代車として借りたビートルは最高の車だった

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ビートルを買おうと思ったことは一度もないのですが、今回オールトラックから異音が出たためディーラーに入庫しました。その代車としてビートルを借りたのです。

正直ビートルには期待をしていなかったし、それほど好きでもありません。
しかし、1.2LのTSIエンジンと7速DSGが秀逸なとても良い車でした。
街乗りしかしていないので街乗り限定の感想にはなりますが、街乗りには最適なエンジンとギア比率だったのです。

 

何がそんなに良かったのか?

1.4Lツインチャージャー(ターボとスーパーチャージャー)の初代TSIエンジンを搭載したGOLF5 GT TSI(初期)に乗っていた私としては、1.2Lのシングルチャージャーは非力だと思っていました。

そして、ギアをさらに多段にしたことにより、各ギアのカバー範囲が狭くてつまらない変速をするだろうと勝手に思い込んでいました。しかしそれは大きく違っていたのです。

ギアはクロスされていて、1速から3速に上がってもおかしくないぐらいです。各ギアで3,000回転ぐらいまで引っ張っていくと、結構な速度域まで一気に上ります。これが痛快なのです。

輸入車らしく静粛性能は高く、可愛い見た目とは違って勇ましい音を出して加速していくのはとても愉快です。

それでいて7速のギアは、高速道路や幹線道路の速度域の高いところで燃費を稼ぐような回転域に設定されているようで、街乗りでは1速から6速までで痛快に走り、高速道路では7速をうまく使って燃費を稼ぐ走りをしてくれます。なかなか良く出来ていると思いました。

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DSGでオートは使わない私の運転スタイル

私はオールトラックを運転する際に、手動変速(マニュアルモード)を主としています。ですので、いわゆるオートマチックな形で運転した場合のAlltrackはよくわかりません。これはGOLF5の時代からです。DSGの車を運転するならば、積極的にマニュアル運転をするのがオススメです。もし、1.2Lエンジンを搭載したビートルに乗っている人がいるならば、一度マニュアルモードにして運転してみてください。
気がつかなかったビートルの良さを感じられると思います。

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見た目は特徴的ですがいざ乗ってみると高級感も感じます

見た目はやはり可愛いです。しかし可愛さの中にも美しさがあると感じた。
そのデザインの美しさが、このビートルという車の車格を持ち上げているように思います。ゴルフ同様に静粛性も高く、国産中級車以上に乗っている人でも十分に満足できます。

バンパーも美しいデザインで、可愛い中にも格好良さも感じます。ノーマルで完成されたデザインだと思いました。
強いて言えば、ミラーもシルバーでホイールのシルバーと色を合わせて欲しいなと思いました。また、メッキ部分もデザインとしてはイヤラしくなく、綺麗にまとまっていると感じました。(ちなみに私はメッキ嫌い)

妻は代車とは言え、恥ずかしいとまで言っていたのだが、実際に乗って改めてこの車をじっくり見ると、派手すぎず中年の我々が乗っても恥ずかしいことはないという結論に至りました。ホワイトだったら、どの年齢層が乗ってもおかしいことは全くありません。

 

デザイン優先の遊び車などでは決してない!

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以前友人が乗っていたNewビートルと比較すると、荷室が大幅に改善されて広くなっています。トランク積載容量は305Lとのことです。

広くなったと言っても、ヴァリアントであるオールトラックなどほど広いわけではありませんが、ビートルでこれだけの荷室の広さがあれば十分だと思います。
二人で乗るならば全く問題ありませんね。

写真は撮影しなかったので、こちらをご覧いただければと思う。

www.webcg.net

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弱点はないのでしょうか?

弱点はやっぱりドアの大きさと重さです。
年配の人にはこの重さと大きさはしんどいと思います。
年配の人が乗っていたらオシャレに見えますし、余裕のある生活をしていそうだな...なんて思えますが、60代ぐらいまでかなと思います。

ドアが重いですから、狭い駐車場での乗り降りは注意が必要です。2段階まで広げる場合はかなりのスペースが確保されていないと開けられません。普通は1段階で乗り降りするのが一般的になります。

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しかし、一度乗り込んでしまえば、ドアも気にならないので乗り降りするときだけ注意すれば...とも思います。しかし、特に小柄の人はシートも前よりに配置するだろうから、そうなるとさらに乗り降りは大変になると思います。

狭い駐車場の人は事前にしっかり確認した方が良いです。
乗り降り時に、シートを下げてから乗り降りするような運用とすればいいとは思いますが、それぐらい気にならない!と言い切れるぐらい好きな人が乗らないと、いつかドアの大きさと重さに嫌気がさすのではないかと思います。

もちろん2人以上乗ることが前提の方も同様です。後席も以前のビートルよりは広くなっていますが、それでも狭いのは変わりありません。2人以下で乗ることがほとんどという人でない限りはビートルは選びづらいと思います。もしくはセカンドカーですね。

 

内装も外装に負けずオシャレです

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内装とシートは素晴らしいです。シート自体はGOLFと比較しても大きく変わりません。しかしゴルフと違ってデザインは流石です。デザイン性が高いので室内空間の満足度は高いです。

私はホワイトがベースになった室内でしたが、清潔感とオシャレ感とが混在していて、車=機械ではあるが、そうと思わせない雰囲気が漂うと思いました。

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強いて言えば、私の乗ったグレードだと、Discover Proではないのでハンドルに何の操作ボタンもありません。

オールトラックでハンドル操作に慣れた私には少々不便さを感じました。また、マニュアルモードを使うにあたって、時々パドルを使うこともあるのですが、このビートルにはパドルもないため不便と感じました。

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メーターは3連メーターとなっていますが、タコメーターが小さく、走りがメインの車という感じではないところがビートルらしいです。
でも、ビートルという車のことを考えれば、これぐらいでぴったりです。

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The Beetle 総評 「私も欲しい!」

買いです!間違いなく買いです!
正直次はビートルがいい!と思ったぐらい買いです!

本当ならばThe Beetle R-Lineが良いと言いたいですが、あえてThe Beetle Designあたりが良いように思います。
シートカラーはベージュの明るいものにし、ボディーカラーはグレーなんかが落ち着いていて良いです。デザインの主張が強いので色はあえて地味目を選ぶ感じです。

やだ!!めっちゃ欲しくなってきました。
これで330万円ですからね。安いと思います。

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ジク (SIKU) VW The Beetle SK1417

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フォルクスワーゲン ビートル大全集: Volkswagen Beetle from 1938 to 2003

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