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OM-D E-M1 MarkIIの実機を見に行きました

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出典:https://olympus-imaging.jp/product/dslr/em1mk2/index.html

OM-D E-M1 MarkIIは私の行く範囲のカメラ屋さんには置いてありませんでした。
買おう買おうと思っても、見たことがなかったので踏ん切りがつかなかったので、新宿のオリンパスプラザ東京に行って実機を見てきました。

 

想像していたほど大振りではなかった

まず見た目ですが、E-M5よりは大きくなるのは理解していたのですが、自分が思っているよりも大きくはありませんでした。
OM-D E-M1 MarkIIを検討するにあたって、一眼レフの中級機も見ていたからだとは思いますが、かなりコンパクトという印象です。

もちろんE-M5 MarkIIなどと比較すると大きいのは否めませんが、コンパクトであるのは間違いありません。横に置いてあったPEN-Fはさらにコンパクトなので、それはそれで魅力的なのですが、AF性能などにおいてE-M1 MarkIIが有利であることを考えると、画素数は同じPEN-Fでいいや...という気持ちは少し薄れました。

 

ただ、コンパクトさを追求しようと思うとPEN-Fは最強です。

OLYMPUS ミラーレス一眼 PEN-F Body SLV

OLYMPUS ミラーレス一眼 PEN-F Body SLV

 

私が以前使っていたPEN LITE(初代)よりもコンパクトになるのですかね?
何れにしても、メカメカしいボディにあのコンパクトさは、機械好きにはたまりません。(私も改めてPEN-Fって良いなと思いました)

 

さて、ようやくOM-D E-M1 MarkIIを見に行って、オリンパスの人に教えてもらいながらOM-D E-M1 MarkIIを触ったわけですが、驚いたことは大きく三点ありました。

 

AFが早い

AFはやはり早いです。と言っても私の場合はOM-D E-M5との比較になるのと、置いてあったOM-D E-M1 MarkIIはいずれもPROレンズ(300mm、12-100mm)が装着されていたのでその影響もあるとは思います。

それにしても、横でやっていたセミナーで薄暗いところに置いてあった鳥(の置物)を狙ったところ、迷うこともなく瞬時にピントが合いました。

色々試していたら迷う場面やピントが抜ける場面もあったのは事実ではありますが、それはどんなカメラでもありえます。
しかし、薄暗いところでも被写体をしっかり捉えられる性能は、やはり野鳥撮りには必須の性能だと思います。

ただし!ではありますが、E-M5を使ってとりあえず野鳥が撮影できていて、普段カメラを持ち歩いている私にとっては、コンパクトさも重要な要素です。

そんな私が野鳥撮りよりも日常のコンパクトさに重点を置くのであれば、PEN-Fという選択肢は十分ありだと思いました。(それぐらいPEN-Fも魅力的に見えました)

 

連写が早い

なんだかチャップリンの古いフィルム映画を見ているような感覚で撮影ができてしまいます。音や振動が全くなく、パチパチパチパチと連写ができてしまうのです。
性能ももちろんですが、それが静かで全部SDカードに保存できるの?と心配になるぐらい早いです。

ただ、私は撮影後の写真整理が苦痛になるのが嫌なのと、連写って一枚一枚を撮影する楽しさをスポイルする気がしているので、10枚/秒でも十分なので購入の決め手になるほどの要素ではありませんでした。

しかし、何かの機会に一瞬でも逃せない被写体があるとしたら、これほど心強い機能はないでしょうね。設定によっては毎回フォーカスを合わせに行っているらしいので、運動会などのお父さんとしては失敗できないようなシチュエーションならば、より高速な連写機能のあるE-M1 MarkIIは強い味方であることに間違いないと思いました。

 

プロキャプチャーモードがすごい!

Web上の説明を読んでいたので機能自体は理解していたのですが、実際にこの機能を使ってみると野鳥撮影時などには本当にありがたい機能だと思います。

なんとこの機能はシャッターボタンを押す前の映像も保存されているという機能になるのですが、それを係りの人がわかりやすく説明してくれました。

  1. ファインダーに係りの人が持つ布切れを捉えてシャッターを半押しします
  2. 布切れを手放したらシャッターを切ります

異常な反射神経かフライングをしない限り、写真で落ちる瞬間を捉えることは出来ない状況です。しかし、布切れを離す瞬間の写真まで保存されているのです。

何が言いたいかというと、野鳥の飛ぶ瞬間なんてものは撮影するには常時連写でもしていないとダメだと思うのですが、飛んだ後にシャッターを切っても飛ぶ瞬間の撮影もできてしまっているということです。
これはすごいです。残念ながらPEN-Fには無い機能です。
野鳥撮影で決定的な瞬間を撮りたい!と思う方には間違いなくオススメですね。
先の連写性能は不要だと思っていますが、このプロキャプチャーモードはかなり魅力です。アップデートでPEN-Fにもつけてもらいたい機能です(本気)

 

と大きくこの3点が私の気に入った点です。(E-M5と比較してEVFがすごく綺麗で見やすかったのもかなりの魅力だが、比較対象が初代E-M5比なのでここでは除外)

正直OM-D E-M1 MarkIIの凄さはもっとあると思いますが、特に私が気に入ったのはこの3点で、逆に気になった点が1点あります。

 

シャッターの半押しから押し込みなどの感覚が微妙

半押しの感覚やシャッターを切るときの押し込みの感覚が微妙に思いました。
おそらく今まで使ってきたどのカメラよりもストロークが長いように感じます。
感覚としては、「撮ろう!」と思ってシャッターを押しても、シャッターが切れないことがあるという感じです。

これまでα200→PEN LITE→EOS 60D→OM-D E-M5→α7とカメラを使ってきた私にとって初めての感覚です。シャッターを切りたい時にきれなかったなんてことはありませんでしたから。

これはたまたまオリンパスプラザに置いてあったカメラの問題なのかどうかわかりませんが、もしそうだとすると耐久性に問題がある可能性もあると思いました。
この点だけはちょっといただけないです。

その点、PEN-Fの方はそんな感覚は無かったのでOM-D E-M1 MarkIIだけの問題?特徴?になると思います。写真を撮る時には必ずシャッターボタンを押すわけで、それがイマイチというのはかなり大きな問題と考えています。

 

結論としてOM-D E-M1 MarkIIを買うのか?

買おうと思って見に行ったわけですが、イマイチな点(シャッターボタン)がかなり気になっていて、踏ん切りがつけづらい状況です。
しかし、慣れで解消できるような気もしています。

ちょうど良いことにE-M1の中古の価格も少し下がってきたようなので、いつも通りカメラのキタムラの中古で買うことにして、心の上での購入のハードルを下げようと思っていたりしています。現在だとボディーのみで17万円前後です。

PEN-Fのコンパクトさも魅力ですが、α7を手放さなければα7+Zeiss Biogonは十分コンパクトなので、PEN-Fで全てを賄うのではなく、やはり単焦点はα7にお任せし、ズームをマイクロフォーサーズでという使い方が良いのでは無いかと改めて思っていたりします。この理由も単純で、α7(無印)は購入時の価格も低かったこともあり中古で売っても大した金額にはならないからです。大した金額にはならないでしょうが、写りは十分な魅力を持っているので、そのまま保持してしまうのが良いだろうと思っています。

現時点ではこの考えで、そのまま購入という流れになる見込みです!

OLYMPUS ミラーレス一眼 OM-D E-M1 MarkII ボディー

OLYMPUS ミラーレス一眼 OM-D E-M1 MarkII ボディー