私の35mm単焦点一本勝負に対して、そもそもズームをもつSONY RX10での撮影した写真を公開させていただきます。
35mm単焦点とズームのRX10の違いをご覧ください。
α7はフルサイズ、RX10は1.0型
私のα7はご存知の通りフルサイズですが、RX10は1.0型センサーです。
センサーサイズで言えば、α7は大きいのですが、私はセンサーサイズが大きければいいという発想はありません。
確かに、大きい方がボケやすいですし、その他にも色々メリットはありますが、センサーサイズが大きいからといって、良い写真が撮れるわけではありません。
極端なことを言えば、フルサイズの私とプロが使うiPhoneだったら、きっとプロが使うiPhoneの方が人を惹きつける写真を撮ると思います。
基本的な知識はもちろんですが、センスが重要だと思います。
ですので、RX10を決してバカになどしていませんし、だからこそ妻用のカメラとして選びました。
ズームで見る槍ヶ岳
前置きはともかくとして、異なる人が異なるカメラで同じ場所を撮影した写真をご覧ください。
私の写真ではさっぱり見えなかった槍ヶ岳が、槍ヶ岳であることがはっきり分かります。RX10は200mmのズームがあるので、こういう場所ではやはり有利です。
乗鞍エコーライン側の紅葉 2016
ズームだからこその写真です。
ちなみに写真は全て横幅1000ピクセルにリサイズしています。
近接撮影もいける万能選手
3cmまで寄れるので、寄った写真も得意です。
私のα7もVM-E Close Focus Adapterを使っているので、寄った撮影ができている方ではありますが、さすがに3cmまでは寄れません。
山などではこういったネオ一眼タイプのカメラがやはり強いです。
私が撮影したのと同じ被写体です。
発色もとても良いです。
そもそも高級コンパクトで人気のあるRX100に、ズームレンズを装着したのがRX10なので、写りは安心です。そこに、ズームも追加されるので、被写体をばっちり捉えられるこのカメラは、山では万能選手となります。
もちろん山以外でも万能なので、私のブログの物撮りでも実は結構使っています。
やはり一眼だとマクロを使わないと寄れませんが、特に意識することなく全景から寄った撮影まで、一台で全てこなせるのはかなり便利です。
最新のRX10M3はさらにすごい!
我が家のRX10は初代のRX10です。いわゆる無印の初期製品です。
現在はRX10M4が発売されています。(追記:そしてRX10m4を現在使っています)
このRX10M4と初代RX10の大きな違いは、24-200mmだった焦点距離が、24-600mmとなっている点で、望遠側が3倍も伸びています。
これはもう野鳥撮影などでも使えること間違いなしです。
ますます山で使えるカメラに成長しています。
RX10には弱点もある
私の使う初代RX10はもちろんですが、M4でも同様にバッテリーの持ちがよくありません。私のα7も同様で、これまで使っていたEOS 60DやOlympus PEN Lite(初代)、Olympus OM-D E-M5と比較すると、バッテリーの持続時間がかなり短いです。
単純にバッテリーの性能が低いということだと思います。
さらに、RX10のズームが電動であることもバッテリー消費の点で不利だと思います。
電動じゃなくて、手動ズームで良いのですけれどね...。電動にしなければならない理由があるのでしょうか?
私は、RX10とα7の両方を使っているということもあって、予備のバッテリーを一つ持っていくようにしています。大抵は先に私の使うα7のバッテリーがなくなるのですけどねw(撮影枚数が1.5倍〜2倍ぐらい多いのです)
ですので、RX10を購入する方は、バッテリーと充電器のセットも合わせて買うことを忘れない様にしてください。
予備バッテリーは長年互換品も使っていますが、問題は出ていませんし、耐久性にも問題ない様ですが、充電器を買わないと不便だと思いますので最初の一つは以下のセット品がオススメです。
それでも不足する場合には、さらに互換のバッテリーを買うことをお勧めします。(互換バッテリーは、2020年10月時点で4年ほど使っていますが問題は出ていません)
【2020年10月 追記】
RX10の初代と比較して、RX10m4は重量がかなり増えました。本体も大きくなっています。妻にはそれがかなり苦痛の様で、望遠レンズのみのミラーレスや、一眼よりは全然軽いしコンパクトなので、何とか納得して使っています。
しかし、普段のスナップ時に持ち歩くだけの人には、ちょっと厳しいサイズ感となっているので、RX100とRX10をうまく組み合わせて持ち歩くというのが良いのかもしれません。
ちなみに私は、普段から使っているショルダーバッグの中に、RX10m4を忍ばせています。現在は、メインのカメラがα7から富士フイルムのX-Pro2に変わっていますが、100-400の望遠レンズをつけてX-Pro2を持ち歩くのは完全に野鳥を撮影すると決めている時だけで、それ以外はRX10m4を使っています。
男性ならばそれほど気にしないサイズと重量感だと私は思います。