今までは軽自動車は正直車選びの選択肢としては考えることはありませんでしたが、最近の軽自動車は良く出来ています。全くもってバカにできません。
- N-ONEが素晴らしい
- 低速時の衝突軽減及び急発進抑制などの安全装備
- 実は私が驚いたのはN-ONE LOWDOWNです
- エンジン性能もスゴイ
- 軽自動車を見直した
- ライフスタイルに合わせた車選び
- ホンダの軽はデザインが良い
N-ONEが素晴らしい
最近軽自動車で感心している車はホンダの車で、N-ONEのデザインは以前から素晴らしいと思っていました。カタログで装備を調べて、改めて最近の軽自動車が良く出来ていることを実感しました。
昔の小さかろう安かろうの時代はもう終わっています。
小さいことには変わりませんが、小さいことをメリットに軽自動車を選ぶことは普通にありえると思います。
低速時の衝突軽減及び急発進抑制などの安全装備
今時の普通車には装着車が増えてきていると思っていましたが、まさか軽自動車にまで...なんてつまらないことを言うつもりはありません。
普通車に増えてきていれば、軽自動車にも装着されていてもおかしくないですからね。
ただ、国産車と輸入車の値段の違いはこう言った安全装備の差もあったので、価格を安くするだけでなく、適切な装備を装着して適切な価格で売るという形になっていれば国産だろうが輸入車だろうが安心して車選びができます。
とはいえ、正直驚きました。
実は私が驚いたのはN-ONE LOWDOWNです
N-ONEは可愛くもあり格好良くもある不思議な車です。VW ゴルフを所有する私目線からすると同様の車はUP!ですね。UP!は、おしゃれで可愛さもあり、エアロを装着すると格好良くもなる不思議な魅力な車です。UP!については後日記事にしたいと思っていますが、国産のN-ONEも負けていません。
なんと!最初からLOWDOWNの車が用意されているのです。LOWDOWNとは簡単に言うと車高が下がっている車です。
年配の方からすると「不良の車じゃない」(古いw)とか思われるかもしれませんが、それは下品な車高の下げ方をした車のことです。そういう車ではありません。いわゆる下品な車の場合は3cmからそれ以上の車高を下げている車になります。それに対して、N-ONEのLOWDOWNというグレードは通常の最低地上高155mmのところが140mmになっています。下がっている車高は15mmですので、cmに直すと1.5cmです。どうですか?大した差ではないはずです。大した差ではないと思うならなぜLOWDOWNが必要か?ということですが、これは「見た目」と「走行性能」に違いが出ます。
国産車のほとんどは最低地上高が高く、サスペンションが無駄に長い状態です。走行時のショックを吸収するという意味ではサスペンションが長い方が良いと感じるかもしれませんが、長い分だけカーブを曲がるときに車が傾くことになり、ハンドリングが辛くなります。
運転が辛くなるというのは、「車の運転が楽しくない」ということと同意です。楽しみを求めないという方にとってはどうでもいい話かもしれませんが、楽しくないよりも楽しい方が誰しも良いと思いますし、1.5cmほどならば車の車輪止めなどに引っかかることはほぼないと思います。
サスペンションが短くなるということはバネのレートが高くなる(硬くなる)ということになりますが、サスペンションが固すぎるとサスペンションの意味は薄くなりますし、柔らかすぎるとふわふわしてハンドリングに影響が出ます。
社外品を購入する場合は、ちゃんとしたメーカーを選ばないと車高だけは下がるけれど、ダンパーとバネのバランスが悪くてただ硬いだけとか段差でダンパーが吸収できずに底を突くということが起こらないとも限りません。
しかし、メーカーが純正でLOWDOWNなんて車を用意するぐらいですから、ちゃんとしたセッティングで販売していること間違いないでしょう。
エンジン性能もスゴイ
660ccでありながら、ターボにより64馬力でトルクが10.6kgあります。
最近の軽自動車のターボは大体これぐらいのスペックですが、実はこの数値もすごいのです。
現在販売されているトヨタのヴィッツの1Lのグレードに搭載されているエンジン性能は69馬力で9.4kgなんです。しかも車重はN-ONEの方が100kgほど軽量です。
どうですか?馬力は若干勝ってはいますが、車重を考えたらその差はむしろマイナスです。ヴィッツの方は90馬力近くは欲しいところかと。トルクも15kg前後は欲しいですね。そう考えると、車自体は小さいとはいえ、性能も十分なんです。
車が小さくタイヤも細いので、高速道路の直進安定性などは普通車および大型車にはかないません。コンパクトさを生かして高速では大人しく走り、街中でターボとLOWDOWNを生かしてキビキビと走るのが良いと思います。
もちろん軽自動車の燃費は、一昔前のハイブリッドぐらいの燃費ですから躊躇せずにアクセルを踏むことができると思います。
軽自動車を見直した
まだまだ狭い駐車場や道は多いので、そういう場所に行く機会の多い方は無駄に大きな車を買うのではなく、あえておしゃれで軽快な軽自動車を選択するのは「アリ」だと思います。「でかい車=お金持ち」みたいなところは正直あると思いますが、それはただの見栄っ張りでむしろ「ダサい」ですよね。
ライフスタイルに合わせた車選び
遠出が多い方は高速に乗る機会が多いでしょうから、運転を楽にするために少し力があって、大きめの車の方が直線安定性が高くて良いと思います。
しかし、普段は近場の運転の方が多いという方はコンパクトな車で燃費が良い方が良いでしょう。
最近はワンボックス車ばかりが目につきますが、敢えてこだわってコンパクトな車を選ぶというのも良い選択だと思います。
先日ルノーの新型トゥインゴといい、コンパクトカーが熱い!!
ホンダの軽はデザインが良い
ホンダのN-ONEは先に書いたようにLOWDOWNなど面白い試みをしていて非常に好感が持てますが、それ以外にもN-WGN Customなんかもデザインも良く格好良いと思います。
かなり購入する方を選びみますが、2台目が置けるスペースをお持ちの方であれば割り切ってS660ってのも良いですね。この車は本当にお金をかけるだけのこだわりのある車です。2人乗りという割り切りができればぜひ欲しい車です。
今回はホンダの軽自動車ばかりを取り上げてしまいましたが、スズキやダイハツも面白い軽自動車を出しているので、コンパクトカーが欲しいと思っている人は軽自動車も一度見てみると良いと思います。
本当にバカにできませんから。